見出し画像

私がベジタリアンを辞めた訳(後編)【2020/8/27】

編集後記:

前編と後編に分けたにもかかわらず、台本の文字数がなかなかな量…笑。 つくづく、自分は書くのが好きなんだなと思わせられます。

やはり、「ベジタリアン」とか「ビーガン」っていうワード、日本人は気になっている人が増えてきているようで、【前編】【後編】共に私のチャンネルの中ではひっそりと人気動画に。

でも、多分見るより読んだ方が面白いと…

台本:

さて前回の前編では、私が訳10年続けたベジタリアン生活をやめた理由ということで、2つの理由を上げました。
そもそもベジタリアンをしていた理由(途中で変化していきましたが、)は大きく分けて、健康のためと地球環境のためでした。
でも、お肉を控えるだけでは、この二つの要素の解決にならない事に気付き、ベジタリアンというレーベルを外す事にした訳です。
まだ前編をご覧になっていない方は、是非チェックしてください!

今回の後編では、どのような思想を持って口に入れるものを選んでいるか、
そして、地球環境は大事たと言いつつも、なぜ「植物性」が答えではないと思うかの理由を話していきます。
決して自分を正当化して私の方向性を押し付けたい訳ではなく、体にいれる食べ物と自分の健康、それと、身の回りの食べものと我々が住んでいるこの地球環境がいかに密接に関わっているか、に少し意識を向けてもらうための動画です。
食に関わる様々な問題は未だ解決されていないものが多く、まだまだ問題は山積みです。
具体的にこういった問題に関心や興味がない限り、解決済みであっても未解決の問題であっても、実際には、気づかずに、知らずに人生を送っていくことが、ほとんどだと思います。
自分たちが日々行っている選択が、地球の裏側に住む貧困層を苦しめたり、救ったり、なんて、ピンとこないですよね。
自分は平均的な食事をしていると思う、って思ってる人多いと思いますが、
平均的な食事は、果たして十分な栄養が含まれているでしょうか?
この質問に即答できない人は、今日の内容をしっかりと聞いて欲しいとお思います。

という訳で今回も、既に「食」に関して関心が高い人向けというよりかは、あんまり考えたことなかったわ〜っていう人向けに、今日から少しずつ関心を持ってもらうため、環境や自分に優しい判断基準を養ってもらうための内容になります。。
なので、栄養学や環境問題の知識がさほどなくても、大事なことを大まかに理解して、この動画を見る前より少しでも良い選択ができるように、という思いで作りました。

まず、何度も言いますが、とっても大事なことは、その時、出来ることを出来る範囲で、ということです。
人生、0か100ではない事の方が多いですよね。例外もあります。
これはダメ、これじゃなきゃダメ、みたいな固定観念は出来るだけ捨てて柔軟にいきましょう。極端な考え方はしっかりと勉強をしてよっぽどの覚悟がない限り、最終的に自分を苦しめることになると思っています。出来ることやればそれで良いんです。あくまでも、バランス重視でいきましょう。って言うのが私の考え方です。


**本題に入る前にまず断りを入れておきます。**
この動画はあくまでも私個人の知識と経験を元にした内容になりますので、特定の思想を持った人達や団体を批判するものでは決してございません。できるだけ中立の立場を保ってお話しするつもりですが、個人的な意見や思想を含む場合がありますが、決して、ことの良し悪しを押し付ける意図はないことをご理解ください。

さて、本題に入ります。
今現在は、具体的にどういった方向性や優先順位を持っているのかというと、
<植物性のもの>に関しては、
オーガニックvsノンオーガニック
(オーガニックだからといって外国産のものを選ぶのはちょっと違う)
自然の形に近いものvs加工されたもの
旬の食べ物(地産地消)vs遠くから来た食べ物(フードマイレージ)
・緑はたっぷり食べる(いろんな種類のビタミン、ミネラルという観点で他の色より安定的に頼れる)(少なからず解毒作用があるものが多い)
・あとは、旬の野菜と果物を食す
・近くから来たものを優先的に買う

これらの基準をその時その時の予算と状況に合わせて当てはめていきます
食べ物にかける予算というのは人それぞれで違います。もちろん収入によっても違いますし、住んでいる場所やライフスタイルによっても相当、差が出てくるものです。家で食べることが多いのか、外食が多いのかでも相当差が出ます。
ただ、ひとつ言えることはそのままの食材を買うのが一番節約できるということです。当たり前ですが。
状況というのはひとりなのか他の人と食事を共有するのか。
自炊なのか、外食なのかで選択肢の組み合わせがまた変わってきますよね。

では、<動物性>のものに関して、これも植物性と似ていますが、
動物性のものは、外国に依存しているものが圧倒的に多いです。
依存しているからこそ、家計に優しい値段帯でお肉などが手に入る。
家計が苦しい方や育ち盛りのキッズがいる家庭なんかにはありがたい話ですが、
成長期でもない、十分な収入を得ている人に関しては、口に入れるものにもう少しこだわりを持ってほしいんです。決して贅沢しろといっている訳ではないので勘違いしないでくださいね。


農作物にしても畜産物にしても、頑張ってそれらに頼らない農家さんも存在している訳です。

国産vs外国産
飼料


なので、**同じ予算を食べ物にかけている場合、自炊にして食費にかけるお金を減らすのではなく、自炊にして、その分自分や地球に優しい食材を購入することからスタートしてみるのはいかがでしょうか?**
もちろん、0か100の話ではないことは、何度も繰り返していますので、お分かりだと思いますが、全てをやる必要はないんです。
1割でも0.5割でも、たまに、でもいいと思うんです。

GMOに関しての私の見解。
知らずのうちにたくさん摂取してしまっている
私たちの健康に直接的な悪影響がない、ということで表示しなくて良い加工食品がたくさんあります。
GMOですが、安全?危険?短期的には安全だと証明されたらかバンバン作られてバンバン使われている訳ですが、やはり健康や環境の面において「疑わしい」感は否めませんよね。
私たちが生きている間にはそんなに影響はないかもしれません。
ですが、工業型農産反対派としてはやはり、応援できないものです。
ただ、どれだけ敏感になるのか、はこれも個人の自由です。
押し付けるつもりは全くないですし、これを機に「そういった未解決問題」があると知って、興味を持てば、おそらくちょっと調べてみたりすると思うんです。
それで得た情報をもとに、自分の選択肢にどう組み込むか、これからの判断材料としてどのようなウエイトを保つかが変わっていくと思うんです。
やはり、知らないままでは、無視とみなされて、それが罪になることもチョコチョコありますよね。ゴミ問題とか。ちゃんと分別やリサイクルできてないと持っていってくれない市町村出てきてますよね。知らないじゃ済まされないってやつです。

まず、身近なものであること。(関連付け、見える、遠いものはイメージしにくい)
高くないこと、自分の置かれる環境において、経済的な負担であってはストレス、長続きしない。
例えば、育ち盛りの子供達を育てる、外食が多いのに良いレストランばっかりにはいけない、など

野菜のパワー(解毒、繊維、無邪気ではない)
肉:高いのが正当な値段(それだけエネルギーがかかっている)
そもそも、そんなにたくさん食べる必要がない(目的によって例外はあります)
植物性の需要が増えても環境問題自体は減らない(生産至上主義の大大大企業がほとんどの農地を持っているから)
サステイナブル
自分にできるこ
地産地消
道の駅で買う野菜がなぜ安いか
中継ぎを減らす
パーフェクトじゃなくてもいいじゃない
ムダ、廃棄を減らす→テクノロジー
農家さんが報われる仕組みがないと
農家さんを応援(妥当な対価をお支払い)
感謝

体に優しい:
植物性で必要な栄養素を摂るには、まず、いっぱい食べないといけない。
オーガニックとそうじゃないものの栄養価の差(フレッシュかそうでないかの方が栄養価に変化あり)
サプリで補う?!お金かかります。
加工vs無加工


栄養的に言うと、
動物性の食べ物の方が基本的には栄養は凝縮されています。
どう言うことかと言うと、

なのであなたが、
食事=必要な栄養を十分に摂取する
と考えるか、
食事=お腹いっぱいになりたい
を優先するかで、選ぶべきものは変わってきます。
例えば私は、大量に食べるとお腹の調子に自信がないので、できるだけ少量で栄養価の高い食べ物を優先します。しかも、消化も遅い方と思っているので、お腹いっぱい食べると眠たくなったりして、集中力の妨げにもなります。
だから、栄養密度の高い食べ物をよく選択する訳です。

でも、お腹一杯食べたい人もいると思います。
例えば、私の父は戦時中に生まれ、食べ物が満足に食べれない中で育ったため、
お腹いっぱい食べたい人でした。それならば、植物性の食品がうってつけです。
それこそ、ご飯をいっぱい食べればいいし、野菜も山盛り食べてもいいと思います。ただ、いっぱい食べないと長年の健康に必要な、十分な栄養素が確保できないのが植物性の特徴ということを忘れないでください。
カロリーに関してもそうです。生きていくため、運動をするためには燃料となるカロリーが必要です。カロリーは炭水化物、タンパク質、脂質に含まれ、これらは全て燃料となり得るという話をしましたが、動物性の食べ物の方が、カロリーも凝縮されています。これをどう捉えるか次第なんです。いっぱい食べたいか、いっぱい食べたくないか。そういう考え方、というか選択肢も私はよく活用しています。
お肉は脂質が多いから体に悪いから避けるといった人が多いですが、良い環境で育った良いお肉の脂肪分は実に良い栄養分がたっぷり含まれています。
この辺はまた別の動画でお話しします。脂肪は避けたいものと積極的に摂りたいものに分けられますが、良い脂肪分は高カロリーですが、腹持ちが良いことは必ずしも悪いものではないですよね?言い換えれば、食事間の時間を引き延ばすことが可能になります。
という訳で、なんでも目的別なんですよね。
この世には、これさえ食べていれば、というものはありません。
動物性だろうが、植物性だろうが、
バランスが必要だと私は思っています。

ということで、いかがだったでしょうか?
**私が10年間続けたベジタリアン生活を辞めた訳、ご理解いただけましたでしょうか?**
これを機に、少しでも食べ物の栄養価や、自分が食べている食材がどこからきているのかに関心を持ってもらえたらいいと思います。
ポイントは、植物性とか動物性とか関係なしに、できる範囲で環境負荷の低いものをチョイスするということ。量を食べたくない時は、栄養密度を意識する、この2つが現在の私の思想と判断基準です。
そして、良い農産物を作ってくださるの農家さんを増やすには、感謝の気持ちの対価をお金として支払うのが一番です。安い外国産のものと値段を比較するのではなく、無理のない範囲で、応援してます費、継続して下さい費を含んでると思えば、少しは気持ちよく買い物できるのではないでしょうか。

思うことがあれば、コメントに残してくださると幸いです。
少しでも、議論することによって、自分なりの答えが導かれることもあると思います。
皆さんの興味をもとに、今後も動画を作っていきたいと思います。


動画リンク

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?