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Vegan徹底分析シリーズ第1弾。ヴィーガン食は健康か?【2020/12/11公開】

編集後記:

センシティブなトピックなだけに過激派の攻撃を受ける事を予め予想し、誤りのないようにリサーチで裏付けてから事実と私の個人的な見解をまとめてみました。今回の第1弾含め、パート3までを予定しています。全てについて網羅したわけではないですが、どちらかというと初心者さん向けです。今回の第1弾は、ダイエットのためにVeganになる、とか考えていそうな人向け。動画は、長くなるので前半後半に分けましたが、台本はひとつ。

あと、動画では言い忘れましたが、Veganで尚且つ健康で長生き、はやはりある程度のお金が必要です。

で、いつも思うけど、動画より台本の方が伝わるのかも。。。喋るのが相変わらずヘタッピなのです😢

台本:

Veganにこだわらなくてもいいんじゃない?ってお話、パート1です。

Veganって完全菜食主義者のことですが、近年先進国を中心にveganになる人が急増してきていて、日本でも芸能人やインフルエンサーがveganに転向したって話題を最近ポツポツ聞くようになりました。
やっぱり、セレブリティ、芸能人、アスリート、この辺がやってるってなると、何かとマネしたく人たちがドカーン増えるんですよね。
Veganって実は割と新しいライフスタイルなので、もともとVeganではなかった人がほっっっっっっとんど。で、Veganに転向する理由としては大きく分けて3つあると言われています。


Vegan3つの動機
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ひとつは健康のため。
地球環境のため、
動物愛護のため。
一つだけの人もいるし、3つ全部の人や少しずつ深めていく人もそれぞれです。
なので、同じヴィーガン というレーベルでも、なぜヴィーガンなのか?の動機は人それぞれなんですね。


本日は「健康」のため
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で、今日の第一部では、健康になることを目的としてのVeganについて紐解いていきます。

**イメージ**
ビーガンって健康ってイメージ
ビーガンになったら健康になるってイメージ
ビーガンを続けて健康になりました、なよく聞く話
実際、世界レベルて活躍するビーガンのアスリートやボディビルダーが数多くいる話

**全体像をつかむ**
へー、ビーガンすごいね〜ってなると思うんですが、
どれもこれも、真実ではありますが全体像かと言われたら、そうではないんですね。
今日は、みんなが思ってる健康面に関しての華やかな表側と、ちょっと汚ない裏側っていうのがあることを知ってもらって、「健康」が大事なら、ビーガンというレーベルにとらわれずに、大事なことに目を向けれるようになる手助けになればと思います。

**注意**
決して、ビーガンという生き方や思想を侮辱するつもりも否定するつもりもありませんし、反対しているわけでもありませんので、ニュートラルな立場で見ていただけると嬉しいです。

**表面**
さて、まず先ほどの華やかな面からいきましょう。

ビーガンって健康ってイメージ
ビーガンになったら健康になるってイメージ
ビーガンを続けて健康になりました、なよく聞く話
実際、世界レベルて活躍するビーガンのアスリートやボディビルダーが数多くいる話

これだけ聞いたら、ビーガン万能やん、最強やん!って誰でも思いますよね?
もちろん、オーガニックの野菜をたっぷり食べるなどのイメージがありますから、
「安物のお肉やジャンクフードの生活をする」に比べたら、大地の恵みや天然の栄養素イメージすると天と地ほどの差があります。
実際、もし予算が許す限り、オーガニックの野菜をたっぷり頂けたならば、化学肥料で育てられた野菜より栄養が取れるでしょう。とってもクリーンな感じがします。
でも例えば、安物のお肉を頻繁に食べることを辞めたら、それだけでも健康面でのメリットはありそうだと思うのですが、どうでしょうか?
お肉を少なめにしてお魚中心にしてみても同じことが言えます。
同様に、飲みにいった日の最後の締めのラーメンを止める。甘い飲み物を止める。揚げ物を焼き物に変更するなど、いくらでも例は浮かびますが、
要するに、**悪いものを取り除けば体が喜んでくれることは直感的に理解できると思います。**
不規則から規則正しく生活習慣を改めるだけでも健康状態は改善します。
ビーガンになって体調がよくなったという人のほとんどは、もともと食事のバランスがあまり良くなかったという人が多いですし、動物性のものは植物性の物に比べると基本的には消化に労力がかかりますから、その負担から体を解放させれば、ラクになりますし、体が軽く感じて、全身にめぐる血液量も増えて脳にいく血液量も増えて、元気になります。

毎日体に入れれる量(食事の量)には限りがありますから、
全ては体に入れるものの比率(バランス)食べ物(栄養素)によって体がそれをどう使うかは決まっていますから、今まで足りてなかったであろう栄養を体に入れて、過剰にとっていたものを減らせば、健康は取り戻せるでしょう。


もしくは、体の負担になるものを取り除くことで体が休息を取れるような状態にすれば、やがて元気になるのも同じことです。


でもこれは、健康長寿なおじいちゃんおばあちゃんに聞いたら即答で返事が返ってくるのと、何ら変わりのないことです。
どれもこれも、ビーガンにならないとできないことではないのです。
全ては、**バランス**です。**自分の黄金比**、というものは自分で見つけていく必要があります。

**【ビーガン落とし穴①】**
では、ビーガンは本当に万能薬となるのか?という点について少しお話しします。
動物性のものを一切体に入れないというビーガンの食事では、圧倒的に不足しやすい栄養素がいくつかあるんです。(ビタミンB12、ビタミンD、鉄、亜鉛、オメガ33、)不可能ではないんですが、動物性の食品と比べて植物性の食品でこの栄養素を必要分とるのに圧倒的に不利な点は、**吸収率**です。
これは意外かもしれませんが、私たちって**動物性の食品に含まれる栄養素の方がすんなり吸収できるようにできてる**んです。だから、動物性から摂る方が効率的ではあります。量もそんなに必要じゃない。でも、植物性では、微量しか含まれない、さらに吸収率も悪いということは、めちゃくちゃ気を使って献立を組み立てるか、もうサプリで補うしかないということです。
サプリでとるのは別に反対ではありませんが、栄養は全部食べ物で取れるはず!とりたい!で、サプリっていう考え方自体に抵抗があってサプリを取らない人は、ちょっと致命的かもしれません。まぁ、お金もかかることですしね。

これらの栄養素は、定期的に体に入れてあげないと、貯蔵が尽きてきます。
数週間ほどで貯蔵が尽きてしまって体調に異変が出てる場合もあれば、数年程かけて、症状が出てくるものもあるので怖いですよね。
まぁ、この栄養素に関して言えば、定期的に血液検査などをして、めちゃめちゃ細心の注意を払っていれば、ビーガンでも十分に健康にやっていくことは可能だと思います。

**【ビーガン落とし穴②】**
しかし、不足しがちな栄養素に気をつけても、もう一つの見えない壁があります。
それは、あなたの遺伝子です。
最近は遺伝子解析が流行っていますよね。日本でも、海外でもいろんなサービスがあります。あなたに向いている食べ物とか、向いている運動法とか。

で、全ては解明されていないにせよ、遺伝子的に、ヴィーガンに向いているか向いていないかはわかるようです。
これは、体質としてお酒が飲める飲めないとか、牛乳が飲める飲めないとかと同じと想像してもらったら良いのですが、やはり遺伝的に決まってるものってあるんです。
先ほど、栄養素の面で植物性にも含まれるがごくわずか、という話をしましたが、先ほどの、植物性のものには含まれていてもごくわずかという栄養素が吸収できるか出来ないかは遺伝によるものもあるんです。同じ栄養素でも、細かい事を言えば、形が違うので、吸収の仕方も違います。
向いていない人はおそらく、すぐ体調が悪くなるのでわかると思います。
結果だけ言いますが、向いている人は、わずかだそうです。
でも、もちろん向いている人もいるので、自分がそうであれば、逆に動物性の食品は少なめにした方が物事スムーズにいくということになります。
健康を目的としているのであれば、遺伝子には逆らわないようにしたいですね。

**【ビーガン落とし穴③】**
ビーガンと聞くと、代表的な疑問として、タンパク源が十分にとれるのか?というのがあります。
タンパク質って、お肉とか、動物性のものにたくさん含まれているイメージですよね?それ自体は間違っていませんが、ビーガンとなると、全て植物性の食品から取らなければいけない。実は植物性でも、少ないながらも実にいろんな食品にタンパク質が含まれていますから、しっかり意識してたっぷり食べれば、十分にとることができます。スポーツ選手で必要量が多い場合は、植物性の原料だけで作ったプロテインパウダーもありますし、そこは心配いりません。
では、落とし穴は何か。それは、「畑の肉」と言われるビーガンの期待の星、「大豆」です。
大豆は、植物性の中で、最もタンパク質の含有量が多いことで、ビーガンにも人気のタンパク質摂取源になています。この後にも話しますが、加工大豆を主な原料として作られた、フェイクミートというものが数多く存在します。
お肉はやめたけど、お肉の感触が恋しかったり、お肉料理が好きな人向けに作られているもので、最近はお肉と味や食感の見分けがつかないほど高度なものもあります。ただ、これらのものは高度の加工食品でありいろいろなものが混ぜられて味や食感を重視していますから、体に良いとか健康を意識して作られたものではないんです。
さらに、問題なのはビーガンのエース級の大豆です。
こちら、国産のものやオーガニックのものなら問題はないですが、そのような表示がなければ基本的に遺伝子組み換えの大豆が使われている事を知っておいてください。(大豆輸入国NO1のアメリカ大豆は遺伝子組み換えが9割以上)豆腐や納豆も、「遺伝子組み換えでない」の表示をしっかり確認するようにしないと、ビーガンであれば、大豆製品はたくさんとると思うので、必ず押さえておかなければいけないポイントだと思います。
あとは、大豆の大量摂取には気をつけたほうが良いです。
私も豆類が大好きでベジタリアン時代には大豆で作られたものを好んでたくさんたくさん食べました。しかし、そのおかげで、甲状腺機能が低下しました。
これは特に激しい運動をするアスリート、特にダイエットと組み合わせると非常に問題になってきます。今日はあまり詳しく話しませんが、気になる人はコメントください。また動画作ります。

**【ビーガン落とし穴④】**
さて、「ビーガンは健康だ」と言えないもう一つの理由があります。
まずこの写真をみてみてください.
パッとみー結構なジャンキーさですよね。
これ、実は全部ビーガンなんですよ。
実は、ビーガンって「わー健康に良さそう」ってタイプのものと、
え?これもビーガン?っていうジャンキーなものまで、とっても幅広いものなんです。
どうみても体に悪いよね?っていうものでも、ビーガンだったりします。
例えば、私たちが口にしているもの(コカコーラ・オレオ・ポテチ ※オレオの原材料には乳由来のものは実は入っていない)でも、動物性由来のものが入っていなければ、ビーガンフードなんです。
もっと言えば、日本でもほとんどの人が避ける意識を持ち始めたトランス脂肪酸。
これも、原料は植物油ですから、ビーガンです。外国から仕入れた安い小麦粉や白砂糖も全部ビーガンです。
まぁ、健康のためにビーガンになったという人は、例えビーガンだろうが、こういったジャンクフードは食べないとは思いますが。。。


お分かりでしょうか?
ビーガン=健康ではないということがわかりましたか?
ビーガン=健康という認識は過去のものとなりましたか?

今回の動画で伝えたいことは、
ビーガンだからとか、ビーガンでないと良い悪いではなく、ジャンクはジャンク。
体に良いものは良い。
あとは、何でも個人差がある、っと言う事。
ビーガンだろうがなかろうが、健康になりたいなら、野菜はたっぷりとりましょう。その結果、きっとジャンクや動物由来の食べ物は減ると思います。


でも、線引きは必ずしも「植物性」か「動物性」かではないということです。


**スポーツパフォーマンス**
食事の面から、スポーツのパフォーマンスをあげたいなら、目的に合わせて、何が最適か、しっかり勉強する事です。運動をあまりしない人に比べて全ての栄養素の必要量が増えるわけですから、大量の食事をする心構えをしてください。

ビーガンは正しくやれば、確かに余計なものを取り除くことができると思います。
これはどちらかと言うとデトックス的な考え方だと思ったほうがよいでしょう。
デトックスできたら、良いものをどんどん入れて行ってあげてください。
実は、このようなデトックス目的でビーガン以外の人は(クリーンな方の)ビーガンの食事をとることがよくあります。

でも、健康第1、パフォーマンスを第1な場合、
ビーガンと名乗る必要性ってあるのかな?って思うんですよね。
肉を食べないと健康になれない、といっているのではなく、

もう一度言いますが、

線引きは必ずしも「植物性」か「動物性」かではないということです

少なからず、軽い気持ちでVeganと名乗るものではないですし、オススメしません。

と言うわけで、意見・質問はコメント欄にてお待ちしています!
ビーガンでもパフォーマンスの上がる食べ方、これじゃまずいですか?っていう質問も受け付けますのでどしどしどうぞ!


それでは、


次回は、ビーガンと環境についてお話しします。
乞うご期待。


ご視聴ありがとうございました。


動画リンク:【前編】 【後編】


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