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陸上自衛官だった話


高校を卒業してから4年間、陸上自衛隊に所属していました。

【大学に行ってまでやりたいことがなかったから】が大きな理由。
高校が進学校だったので、進学前提の指導の方向性だったし、当然のように生徒はみんな進学志望だった。
行きたい大学、なにか目標のために行く必要のある大学に行く、というより、'行ける大学に行く'という雰囲気があったように思う。

そんな中、流れるままにぼんやりセンター試験を受けていた、のだけど、
試験の途中(文字通り試験の真っ最中)に、

『あ、おれ、大学行ってまでやりたいことないや!』

って気づいた。
ほんと急に。

そんで、帰った。バックれたとも言う。

親は怒らなかったけど、先生には叱られた。

卒業後について、時間をかけて考えた。

そこで出た答えが【自衛官になる】ということ。

父が自衛官だったというのは大きかったのだけれど、父に自衛官になれと言われたことは一度もない。
(面白いことに、お前は料理人に向いていそうとは昔から言われていた)

自衛官になって、"お金も体力も知識も技術も身につけて、大学にぼんやりと進学した同級生をぶっちぎってやる!"って決めた。
だから入隊する前から自衛官は4年間って決めていた。大学の代わりのつもりだったから。

そんで、試験を受けて、入隊。

それからの4年間は、いろいろありまくったけれど、本当に最高だった。
先輩も、上司も、理不尽だったけど最高だった。

4年間で【がまん】を覚えた。これがいまだに大きな財産。

~~
実家に帰って、自衛官時代初期の写真を見つけたので、こんなエピソードを書きましたとさ。

同期のみんな、達者でやってるのかなあ!

第二匍匐、ですね

水たまりがあるところがより低いところってね。

射撃の訓練の合間の休憩

25km行軍のラスト

ガスマスクつけて走る訓練。すごく苦しかったような。

歩哨の訓練。

飯盒炊爨してみんなで食べた

銃授与式。大切な儀式。まだ64式の時代でした。

体力検定。今より7kgくらい痩せてる。

小銃、寝撃ち

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