「売れてないけど面白い芸人いる?」

「売れてないけど面白い芸人いる?」
って聞かれたら僕はいつも
ういろうプリンとしゃもじ
と答えている。

もう何年もういろうプリンとしゃもじと答えている。

困った事が起こった。
ういろうプリンが解散してしまった。
これから僕はどう答えたらいいんだ?
誰か代わりを探さなきゃならないじゃないか。
しゃもじは残しでいいのかい?

なんでういろうプリンとしゃもじかと言うと、僕が面白い。本当に面白い。と思っているのはもちろんの事、
「誰に薦めても恥ずかしくないから」なのです。
薦められた人がYouTubeで見たり、ライブに行って見た時に「面白かった」と必ずなる。
「あんまり好みじゃなかった」
「よくわからなかった」
「なんかみんなは笑ってたけど」
とは絶対にならない。
これって凄い事だと思います。

万人にウケる。
ってのとはまたちょっと違って、確かな技量とちょっとの個性。と言いますか。
個性が強すぎたら苦手な人も出てくるだろうし。
でも個性が強すぎないから売れない。
ってのも事実だろうし。困ったもんですね。

確かな技量については、
漫才もコントも「上手い!」って人はいるけど、ういしゃもはまたちょっと違う気がして。
めちゃくちゃ上手いのに上手いって思わせない。
特徴の第1位が「上手い人」じゃない。
「上手いのは当たり前で。」みたいな上品さが僕は好きなんですよね。


何年も前の事だけどイベントなのかライブなのか、とにかくなにかのチラシに「この人のこのネタが面白い」ってアンケートがあって、ういろうプリンが「湘南デストラーデのなぞなぞのネタが面白い」って書いてくれてめちゃくちゃ嬉しかった事を思い出しました。
自分が面白いと思ってる人に面白いと言ってもらえる。最高ですね。
そのチラシは今でも大事にとってあります。
このタイミングでわざわざ見返すほどではないんだけどね。ねっ。


「面白い芸人いる?」って聞かれたら「ういろうプリンとしゃもじ。ういろうプリンは解散しちゃったけどね。しゃもじは、多分まだ大丈夫!」で、しばらくは凌いでいこうと思います。


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