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Aぇ! groupの声ポジショニングマップを作って徹底的に語ってみたよ!!!!!!

以前、2つの軸を用いて、嵐となにわ男子の各メンバーの歌声を配置し尊さを語ってみたことがありました。専門家でもない、ただの声フェチによる超絶個人的な分析だけど、とても楽しかったから第二弾やりたいと思います。
※雑誌ばりにすごーく長いので読みたいところから読んでください

0.グループの特徴:
全体的に声の重心が低め

見ての通り、軽め×ハスキー寄りの、左上のポジション担当がいない。嵐でいうところの相葉くん、なにわ男子では丈くんが担う、アイドルっぽいいわゆる"キャラメルボイス"の持ち主が不在である。そう、2グループと比べると全体的に"重心低め"なグループなのだ。

爽やかさが足りないと言うリーダー小島くんの分析はある意味その通りだなと勝手に納得してしまったところで、一人一人考えていきたいと思います。

1.末澤誠也:
世界観をもたらす圧倒的な表現力

上半分

重心低めの中に君臨する、ある意味異質な末澤くんの位置。その対比はバンドAぇ! groupのメインボーカルとして楽曲に世界観とエネルギーをもたらしていると何度でも言いたい。
"末澤くんの7thノート"とAぇ! groupの"圧倒的ストーリーテリング力"

私は彼の、無理のない伸びやかな歌声が好きだ。周囲の音が重厚であればあるほど、何にも邪魔されず大空を飛ぶ鳥のような自由を感じさせる。と同時に、あの高音シャウトからほとばしる熱量も好きで。"不自由に抗って羽ばたくエネルギー"をも表現できるのが彼の魅力、武器でもあると思う。

そんな彼の歌声の表現の幅はそのまま、彼らの代表曲"Firebird"の世界観を作っているように見える。宇宙を目指し自由を自ら脱ぎ捨て煽る高貴さが末澤くんに重なって見え、初見のとき本当に驚いたことを今でも覚えている。


2.福本大晴:
等身大の"関西感"を鮮やかに担う

左下の上

不在としてみた"カジュアル"ポジションに限りなく近いのはアイドル感溢れる彼かなと。

Firebirdのような壮大な楽曲とは対照的に、Aッ!!!!!!のような等身大でカジュアルな曲を歌えるのも関西グループである彼らならでは。親である大倉くん横山くん達から受け継いだであろう、地に足の着いた庶民感覚のバイブスというのでしょうか。そんな曲が、これまた等身大の大晴くんの声から、天気の話から始まるからいいのだ。

正直グループの中では歌うま担当ではないと思うが、彼の声は心がそのまま口から出ましたよ!!ってくらい無邪気で素直で好き。


ちなみに彼のエネルギッシュを末澤くんの上ハモが引っ張ることで楽曲の重心を上げ、抜け感をもたらし、左上の爽やかアイドルポジを埋めているんじゃないかと思うんですがどうでしょうか。

3.小島健:
言葉に力を与えるキリングパート担当

左下の下

ピュアの真反対の位置に置いてみた彼。彼は、ラジオでよく発揮されるような、周りの空気感までまとめて届けられる声を持つと思う。

そして作詞を担当することもあり、名言を何百個も残すほど言葉を大事にする殿方なので、こういう人々の胸に残るキリングパートがよく似合います。
例えば楽曲Firebirdに"愛の地獄だ"というパワーワードが出てきて、その残響の離れなさたるやえぐいんですけど、やっぱりそれは小島健の声で届けられるからだと思う。

キリングパート
曲の中で強烈な印象を残したり、中毒性のある部分を指す。※主な使用界隈:K-POP


4.草間リチャード敬太:
安心できる曲デザイナー

右下の下

曲に深みを生む彼はグループを支えるこの位置。そもそも彼の歌への貢献はしばしば過小評価されている…と何かにつけて思う。

いやもう安定感がすごいのよ。
正直YouTube上の彼らの動画、ライブ映像が多い事もあり音外しすぎだろぉぉぉうい!!ってつっこみたくなることも多々あるのですが、リチャくんに関してはそれがない。正確でぶれない音程とリズムで、ともすれば自由で不安定なみなさんをしっかりと大地に繋ぎ止めています。

↓ただただ上手いじゃねえか…!

あと曲を乗りこなすことに長けているというか。シンプルなパワーポイントの資料をおしゃれなデザイナーズ資料にしてしまうような、ちょっとした"あしらい"を曲にさりげなくひと匙加えられる力を持っている。結論、やはりもっとリチャくんの歌唱力は評価されるべき。

5.佐野晶哉:
優しさの芽で100点を超えてゆく

右下の上

彼は末澤くんと並ぶピュアな声質でありつつ、セクシーに息を操って歌うスキルもお持ちだ。楽曲の世界にパッと芽を出して、するすると伸びていく植物のような優しさとみずみずしさで声と声を繋ぐため、エリアを縦方向に伸ばしてみました。

劇団四季出身で歌がうまいことはAぇ担なら誰しも知っているところだし、なんなら最近はバラエティでもじゃんじゃか歌ってお茶の間にその絶対的スキルを届けている彼。

私は時々彼に世界的大スター、BTSメインボーカルジョングクを重ねてしまうことがあって。彼もまたその器用/求道者っぷりを称して"黄金マンネ(最年少)と称されているのだが、彼自身は"いろんなことに手を出す""すべて減点方式で考える"とへこみがちで、見ていて切ない。定期的に自宅で配信カラオケを開いてくれるのはありがたいが、その分彼の歌のうまさが簡単に消費されるようで辛い。

晶哉くんに話を戻すと。
自己紹介ソングに"カラオケ100点"なんてつけてしまうのはもったいないって思うのだ。そんな代替可能な尺度だけで表せるものじゃないだろうと思ってしまう。
私が勝手に思ってるだけだけど。

6.正門良規:
センターに構えるブラックホール

やや左より真ん中

やっぱり正門くん真ん中に置かれるべきかなと思う。そう、彼はAぇ! groupの原点だからね。▶︎正門くんは王道か原点か考えていたら、確かに"Aぇ! groupとは何か"に辿り着いた

こうして配置すると、"スキルフルでないけどソウルフルな声"を持つ福本・小島コンビと、安心感のあるスキルフルなリチャ・佐野コンビに挟まれてボーカル末澤くんを支える正門くんという構図。彼はどっち?と悩みました。

無骨な佇まいでありつつ、わざと喉をつぶすような発声とか、ビブラート全開とか、テクニック寄りな気もして。正直彼の声から、何が本音で何が演技なのかわからん、というのが感想である。その二面性を持ちつつ、なんかやたら圧倒的な存在感出してくるじゃないですか。
でもそれがAぇの味をここぞとばかりに出しまくってるわけで、なんとも説明のしがたい、でも無視できない存在だと思っているのです。

謎の引力を持つ、ブラックホールのような存在。

最後に:
純情パスファインダーが開く新しい扉


お前まだ語るんか?って感じですが、いや、これさ、ここまで一人一人じっくり語らないといけないくらい個性的な6人が、やろうと思えばこうも美しくドラマタイアップの世界観に揃えられるんだな…と。(何様)

まず入りの歌割がイノベーション。
起と承をこじけんとして、『転』に末澤くんを起用してドラマチックにするという新しい末澤誠也の使い方に拍手。こじけん歌うまになってる気がするし末澤くんの高音も安定的に伸びやかすぎて何度聴いても膝叩いてまう。こんなに綺麗に裸のーって歌い上げれるのあいみょん以来やで。

そしてAメロ、こういう"オフィシャルけしからん佐野晶哉"、全世界が待ってた。エネルギッシュ寄り2人(正門/福本)もいい感じに力感消してて曲に寄り添ってるし、リチャくんの英語とリズム感がBメロの疾走感を作るしでいいとこ出まくり。

サビで歌うときの声の揃い方にもグループとしてのいよいよな充実感が満ちている。そしてやっぱ上ハモの抜け感たまらない末澤担です。

なんていうの、ここまできたらもう何しても正解っていうか、今までの自分達とか周りの環境に捉われず色んなことを試して見極めて、実力と可能性を広げてほしい。自分達で手作り、もいいけど色々外部の方にポテンシャル発掘してほしいですね。何様その2。

…ここまでお付き合いいただいた方がどれくらいいらっしゃるかわかりませんが、ありがとうございました!!!今日がいい日でありますよう!

【追伸】
T.W.L.の上ハモを完全に覚えてしまった…

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