SlingSlam2022を振り返ってみよう
ベグレリの世界大会「SlingSlam」2022は、2022年8月8日~14日に、インスタグラム上で行われました。
世界大会上位のプレイヤーはどのようなスリングをしているのか見てみよう!
そうすれば、今流行りの技が分かったり、採点に有利な技の傾向が掴めたりするかもしれない。
SlinSlam2022結果
結果は以下のリンクに掲載されています。
つ1位、@keitxro_選手(from Canada)
2位、@dorezzzz 選手(from Japan)
3位、@fus_so選手(from Japan)
という結果でした。
動画は、Instagramの @aroundsquare の、8月31日、9月1日、9月2日の投稿で見ることが出来ます。
SlingSlam2022ルール
この大会のルールは以下のリンクに掲載されています。
英語ですが、翻訳ソフト等を使いながら読めば十分理解できると思います。
これらを踏まえた上で…
SlingSlam2022上位者を見た感想
もちろん、上位者だけあってめちゃくちゃ上手い。
ただ、上手い~すごい~ ではこうして記事を書く意味もないので、少し思ったことを。
撮影環境がいい
上位者の特徴として、撮影環境がいいことが挙げられると思います。
1位の方、2位の方は、完全に黒背景で、手とベグレリのみが映るようになっています。
トップ3は、皆スリングがとても見やすい環境で撮影しています。
『上手い人は環境にもこだわる人が多いんだ』という風に言えそうですが、
SlingSlamの採点項目には「Clip Quality(動画の質)」というのがあるので、
『撮影環境がいい人が(点数が稼げて)上位なんだ』という言説も成り立ち得ます。
正直、どっちもあるんじゃないかと思っています。
(「Clip Quality」は誰が一番高いのか、とかを知りたいですね… SlingSlamは採点方法がほぼ完全にブラックボックスだし、誰が何点だったか分からないのは、大会として???と思わなくもないです)(それが分からないとガチで勝ちたい人は、技数を稼ぐ方が良いのか大技を多く入れるほうがいいのかとか戦略を考えられない)(僕が知らないところで公開されているのか?)
両手使いがち(ただし、メインは利き手)
1位の方も2位の方も両手技を入れています。
ただ、左手も右手も同じように動かせることを目指すような(ジャグリング的な)両手技ではなく、
あくまでメインは利き手で、両手が必要なときだけ非利き手が出てくる、というスタイルでした。
グリップ絶え間なく移動しがち
これはトップ3皆に共通することなのですが、
もう本当に絶え間なくグリップが移動し続けている!
無駄なスリップやリバウンドをなくすことが非常に難しい(本当に難しいんです)ベグレリにおいて、無駄なく常に移動し続けていることからも、フローの難易度の高さが分かります。
そしてそれを決めるプレイヤーの凄さも…
本当に移動しっぱなしで、すごいんです。
「目を離したらもうそこにウエイトはいない」状態です
(意味不)
しかも単調なグリップ遷移ではなく、バリエーションが豊富で、飽きない!
を通り越して、目が追いつかない!
無駄なエアリアルが少ない
僕はどうしてもここ一番!というときに、エアリアル系(飛び技)を入れたくなります。
プレイヤーとしても、見る側としても、見せ場だと分かりやすいと思うのですが、
トッププレイヤーはエアリアルが少ないように感じます。
もちろん、全く無いわけではないですが、見せ場としてではなく、フローの一部として入っています。
(全体的に)無駄がない
上と被るところもあるのですが、
スリップ・リバウンド・ラップ等の簡単な技で繋いだり、タイミングを合わせたりすることなく、常に難易度の高い技を続けていて、
本当にフローに無駄がありません。
トッププレイヤーのスリングは、どれも本当に惚れ惚れする美しさです。
おまけ:(たぶん)みんなAroundsquareのベグレリを使っている
2位のどれ選手以外は使用しているベグレリが明記されていませんが、
見たところ、1位の@keitxro選手はGreys、3位のFus-so選手はTitansを使っているように見受けられます(違ったらごめんなさい)。
Aroundsquareのベグレリを使うという忖度?Aroundsquare製ベグレリ使用すると評価が上がるのかな?
いや多分単純に使いやすいからだと思います(使ったことがないので分からない…)
ちなみに自分は…
SlingSlam2022には僕も出場してみました。
この大会は上位3人しか発表されないので、自分がどのような評価を受けているのか分かりません。
僕は自分の好きな技を詰め込む構成にしてみました。
大会当時の好きな技・できる限り難しい技が入れられて満足です。
ただ、上位の人のフローを見た後に見返すと、自分ではかなり技を詰め込んで無駄を省いたつもりだったのですが、かなり無駄な動きや無駄な時間があると分かります(無駄なスリップが入ったり、同じ技を続けていたり)。
最後に
SlingSlam2022のベグレリ部門の参加者(Instagramで #ss2022begleri がついている投稿)の動画はほぼ全部見ましたが、
当たり前ですが、やはり、上位に入る人は上手いです。
ただ、参加者皆さん個性あるスリングを見せていて、見ていて飽きず、楽しいイベントです。
Instagram上で行われる大会で、参加の敷居も低いので、ベグレリが好きな人はみんな、スリンガー同士の交流として参加してみるのがいいと思います。
(僕も歴一年ですが、出てみました)
ただ、けん玉やらコマやらジャグリングやらの大会に出てきた身としては、採点の詳細や、参加者全員の順位が知りたいなと思ったり…。
とはいえ、SlingSlam主催のAroundsquare、参加して盛り上げてくれたスリンガーの皆さん、楽しいイベントをありがとうございました!