日常で、非日常。

我が家の小学生が休校になって、もうすぐ2ヶ月が経つ。はじめの頃は、少しだけ春休みが延びたね、なんてのんきに構えていたけれど、この調子ではGW明けも怪しい。ていうか、ほんとにねえ、どうなるんだろ?この先。

不幸中の幸いにも、親も子も揃ってインドア派な我が家。夫の仕事は(とりあえずは)あまり影響を受けず、わたしは(仕事量は減ったけれど)在宅でもできる仕事なので、今のところ影響は最小限と言えるだろう。

毎日、一日中、子どもと、わたしと3人で過ごしている。夫は夕方には帰ってきて家事をあれこれとやってくれるけれど、子どものことは基本タッチしないので、本当にべったりだ。こんなに子どもと一緒にいるの、保育園に入れる前の赤ちゃん期〜幼児期以来かもしれない。

まあ、あの頃に比べればずいぶんと楽になった。日本語が喋れるから意志の疎通もできる。トイレも自分で行けるし、食べ物を出してやれば自分で食べられる。(これは良いとは言えないが)ゲームや動画を見て、ある程度勝手に各々の時間を過ごしてもくれる。

…とはいえ、である。とくに用もないのにふらっとやってきては甘えてみたり、おかしなダンスを披露してみたり、「お腹減ったお菓子食べたいお菓子食べていいよね?のど渇いた」とまくしたててみたりと、はっきり言ってまともに仕事なんかできる環境にはない。

細切れ時間になんとか仕事して、子どもの相手をして、ちょこちょこ家事をしたら、あっという間に夫が帰ってくる。そうするとまた、わたし一人パソコンの前にいるわけにもいかない。

子どもがいて、仕事もあって。お出かけはできないけれどまあまあ日常生活を送れてはいる。けれどもやっぱり、いつも通りとはほど遠く、続けば続くほど非日常感が色濃くなる。

正直、日々の生活をいかにストレス少なめに過ごすかと手持ちの仕事の納期を守るのに精一杯で、「今このときだからこそ、何かを!」みたいなエネルギーまではなかなか湧いてこない。

できることはしたいし、何かをやらなきゃって気持ちは常にあるんだけど。この子どもとの距離が近すぎる生活の中に、新しいことを入れすぎるのはリスクでしかないのだと思う。ありがたいことに、既にいくつか新しい仕事が走り出しているから、さらに何か、というのがなかなか難しい。

とはいえ、いつ落ち着くのかもわからない状況だし、ただ指をくわえて見てるだけじゃだめなんだろうなってことも、なんとなく感じてはいる。少しずつでもいいから、動き出さないとなあ。

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