W杯の盛り上がりを見てもやもやする。民意とは、世論とは。
世間が沸いている。
W杯の熱気に。
沸点はとうに超えてヤカンだったらシュンシュンピーピー言っている段である。
みなさんはどうだろうか、一緒になって盛り上がっている派だろうか?
それとも興味ない派だろうか。
わたしは興味ない派であり、
かつ、
遠巻きに世論というか、民意というか、群衆の集団意識のようなものに当てられて引いている。というか怖いと思っている。
共感してくれる人いないかな、と思って書いてみている。
だって
ドイツに勝った!
↓
日本スゲーー!今年はいけるぞー!!
監督天才!
↓
コスタリカに負けた??
↓
ふざけんな!ドイツ戦はなんだったんだ!
クソ采配が!!終わったな。
↓
スペインに勝った!!
↓
日本スゲーーー!!!
手のひらグルングルン返しすぎてこわい。
おせんべ焼けたかなの手遊びゲームくらいの返しっぷり。
こういう責任のない人たちの言葉に、当事者たちは胸を裂かれるほど苦しむのかと思うと胸が痛すぎる。
わたしが「民意」と言う言葉を知ったのは、「リーガル・ハイ」というドラマである。
交際していた男性を殺したと、殺人容疑をかけられている安藤貴和という女性の裁判で、検察官と言い合いになるシーンがある。
めちゃくちゃ長台詞なことで話題になったこのドラマだったけれど、このセリフが一番印象的だった。
空気を読む文化が主流で、集団意識が働きやすい国だと思う。
みんなと違うと言い出せない、同調圧力。
それはまだいいんだけれど、
赤信号、みんなで渡れば怖くない
みたいなことになってないかなぁと少し、自分の行動を振り返って不安になることがある。
みんな言ってるから
みんなやってるから
そんなことでいじめがおきたり誹謗中傷が起きたりしやすくなった。
そして今は何より、SNSの時代になって面と向かって顔を突き合わさなくたってそれを発信できるようになった。
SNSでインフルエンサーさんのコメント欄をみると、めっちゃ荒れてることがある。
わたしはよく育児漫画とか、ママさんの描いている漫画を見るんだけれど、そこもすごい。めっちゃ荒れてる。
「こどもが少し目を離した隙に皿をひっくり返してごはんこぼしてた〜!てへ〜ダメ母ちゃん、反省!」みたいな投稿に
「本当にダメ親ですね、言い訳しないでください」ていうコメントが連続して書かれていたりするのだ。
ヒェ…こわ…ってなる。
自由に発信できる✖️発信に責任がない
というのが、悪い方向に働かないかというのが少し怖く感じた。
わたしも、今までは誰かに叩かれたらこわいから…と発言をずーっと控えてて、
でもこれじゃ自分がかわいそうだと思ったから、思ってることは言うようにした。
発信してみることにした。
でもその先に、誰かを必要なく傷つけていないかというのはいつも考えておきたいと思った。
自分の意見を発信したいのは、誰かを傷つけたいからじゃなくて、伝えたい思いがあるから。
どんなに気をつけてても、どんな言葉がナイフになるかは完全にはわからないから傷ついちゃう人もいるかもしれないけど、できる限り、自分と周りを愛せる言葉を使っていきたい。
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