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診断士2次試験のおさらい

今回は、診断士試験の中で最も大きな壁となります2次試験(筆記)について、その目的と試験概要をもとに、具体的にどのような対策に落とし込んでいくかの流れをご紹介いたします。

※中小企業診断士試験の2次試験を1度でも経験された方にとっては「もう知っているよ」というものばかりですので、ざっと太字箇所だけ読むか、記事を読むのをスキップして頂けますと幸いです。

2次試験の概要

診断士試験の案内には、2次試験目的とその試験方法について以下のように記載されております。

[中小企業診断士第2次試験案内・申込書 1.試験の目的及び方法 抜粋]
2次試験は、「中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則」に基づき、中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうかを判定することを目的とし、中小企業の診断及び助言に関する実務の事例並びに助言に関する能力について、短答式又は論文式による筆記及び口述の方法により行います。
(1) 筆記試験 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例について、筆記の方法により実施します。
(2) 口述試験 筆記試験において相当の成績を修めた方を対象に、口述の方法により実施します。

筆記試験でのポイントは以下の2つを、80分✖︎4回で証明する所にあります。。
①中小企業診断士となるのに必要な応用能力を有するかどうか。
②中小企業の診断及び助言に関する実務の事例並びに助言に関する能力を有するかどうか。

試験対策で学ぶべきこと

2次試験で扱われる事例と、各事例と1次試験科目との関連性は以下の通りです。
・事例1:「組織(人事を含む)を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
 → 企業経営理論(組織論)が中心
・事例2:「マーケティング・流通を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」
 → 企業経営理論(マーケティング)が中心
・事例3:「生産・技術を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」 
 
→ 運営管理が中心
・事例4:「財務・会計を中心とした経営の戦略及び管理に関する事例」 
 
→ 財務・会計

各事例では○○が中心と記載いたしましたが、これら以外の科目の知識についての設問が用意される場合もあります。
このように、2次試験で問われる問題は、ぼんやりしていることもあって、具体的に何を勉強したらいいの? と悩んでしまう方も多いと思います。
そうした方には、次の「試験の具体的対策」をご参照いただき、そこからきっかけに調べてみてください。

試験の具体的対策

2次試験の具体的対策は、大きく以下の3つに集約されます。

①(事例1〜3について)2次試験で出題される与件文・設問文を速やかに整理するために、自分なりの「解答プロセス」を作ること。
 → 解答プロセスの検索ワードで合格者ブログや勉強会の記事を参考にしたり、ふぞろいなどの2次試験参考書を調べてみて、自分にあった解答プロセスを作ってみてください

② ①で作成した解答プロセスをスムーズに行えるように、過去問題や練習問題で繰り返し実践して練習すること(目安として、過去5年分を3回転以上)。
 → 解答プロセスを意識せずともスラスラと手が動くようになることを目指して、日々練習の積み重ねとなります。

③ (事例4について)過去問題ならびに練習問題テキストを何度も繰り返し、計算ミスを防ぐ訓練を行う(とくに、電卓のメモリ機能を使いこなせると、大きく有利になります)。
 → 事例4は2次試験で唯一、練習すればするほど点数が伸びる試験です。 ぜひより多く時間をかけて取り組んでください。

以上、2次筆記試験対策の大枠についてご紹介いたしましたが、また別の記事にて、私が実践した解答プロセスなどについて、ご紹介させていただきます。

ではでは。

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