満月に
襲われるのなら、それは幸福だ。
本当に恐ろしいのは、満月の夜でさえ
襲ってくれるひとがいないことである。
ひとはそれを孤独と呼んだ
乱暴な文章を読んで心底安心している私がいる。
わたしはそのことを認めたくないがゆえ、
戦争映画を愛し犯罪小説を愛す。
この世界は穢らわしく
美しい
ここは神秘に満ちている。
本気で死ぬ方法を考えた。
昨日は数ヶ月ぶりに頓服と睡眠薬を口にした。
罪悪感はわたしを包み、思考はそれに抗って、
たまには薬の力を借りても良いのでは…という言い訳のセリフを絞り出す。
音楽に溶けてそのまま消えられたら
どんなに幸福だろうか
今のわたしには物事の終わらせ方さえ解らない。
自分の腕を傷つけ安心していた10年前、愛用していたカッターは白かったことをここに記す。
思い出したのか忘れていたのか考える。
もう訳が分からない。
死ねば仕事に行かなくて良いらしい。
死ぬことは突然仕事をやめる理由にもなるらしい。
興味深い。
職場では、君って落ち込むこととかあるの?と言われている。
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