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ANA、賃金体系見直しへ パイロット乗務急減で減額も

時代とともに変化していく。

ANAはパイロットの給与水準を公表していない。ただ、給与水準を開示していた2013年3月期時点でみると、平均年間給与は1934万円と、客室乗務員の4倍強だった。パイロットだけで人件費は約400億円に上った。航空需要の拡大に伴いパイロットは不足気味で、給与は下がりにくい構造だった。

ANAの従業員を対象に、賃金配分も変える。年次に応じた賃金上昇が止まる年齢を48歳から40歳に早める。代わりに人事評価に応じた賃金の上昇分を増額。若い世代でも成果に応じて給与を手厚くし、モチベーション向上につなげる。

一方で、子どものいる社員への手当を増額したり、転勤などの都合で共働きの配偶者と別居している社員には新たに手当を支払ったりして、再配分の施策全体では人件費全体の規模が変わらないようにする。

ANA、賃金体系見直しへ パイロット乗務急減で減額も

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