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三菱商事、米国で燃料アンモニア生産 米石油大手と提携

 エネルギー系では総合商社が強いな。

アンモニアの日本国内需要に備えての打ち手。

三菱商事は21日、米国で2020年代後半にも燃料用アンモニアの生産を始めると発表した。米石油大手と組み、製造過程で生じる二酸化炭素(CO2)を回収し、地下貯留や石油増産に活用して環境に配慮する。発電事業者向けの燃料として日本に輸出する。

石油・天然ガス大手の米デンバリー子会社との間でCO2の輸送と貯留に関して合意した。三菱商事が米国のメキシコ湾岸で天然ガスから年間100万トンのアンモニアを製造する計画だ。すでにカナダで英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルと組み、燃料アンモニアの生産を始めると発表しており、米国は2件目となる。

アンモニアは燃焼時にCO2を出さないクリーンエネルギーとして注目されている。政府は30年に年300万トン、50年に3000万トンの導入目標を掲げている。三菱商事は将来的に燃料用途で拡大する国内の需要に対応する。


三菱商事、米国で燃料アンモニア生産 米石油大手と提携

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