排ガスからジェット燃料 米社がANAに供給、脱炭素期待
地球に優しい取組み。
アメリカでは乗る機体によって
CO2消費が分かるようになってきた。
同社子会社のランザジェットが米ジョージア州に建設中の工場では、炭素を含む工場の排ガスやバイオマス(生物資源)から作ったエタノールを原料に、年間1000万ガロン(約3800万リットル)のジェット燃料などを作る計画だ。
期待を集めるのが、ランザテックの技術だ。微生物を活用して、炭素を含む排ガスからエタノールを作り出す。微生物はウサギのふんから見つけ出したという。18年には中国鉄鋼大手の製鉄所(河北省)で、排ガスからエタノールを作る設備を建設した。これまでに7600万リットルを生産した。約10万トンのCO2に相当する量だという。