寒い

手も足も床も鼻もぜんぶつめたい。

おかあちゃん、おててがちんちんするよう

下ネタではありません音川です。なんの絵本の台詞だったかは思い出せない。なのに冬になるとつぶやいてしまう。おかあちゃん…。

音川のおかあちゃん？めっちゃ生きてる。大丈夫。すこーし弱らせたいくらい。

寒いときに思い出すものが、母だったり父だったり実家だったり恋人だったりするなら、それはとても幸せなことだと思う。あたたかいコーヒーやココア、あつあつの美味しい食べ物でもいい。ようはあたたかいと感じるもの。

私は子供の頃の自分を思い出す。姉と手をつないでいた。音川の一族はおのおの自立しているので、めったに手なんかつながない。子供の頃からわりとそうだった。でもあの時、ひと組しかない手袋をひとつずつはめて、あまった手をお互い黙ってつないだ。あの時のまったくあたたまらなかった手を思い出す。

音川のおねいちゃん？めっちゃ生きてる。大丈夫大丈夫。

音川も大丈夫。はなみずとまらんだけ。