見出し画像

2024.6.29 阿佐ヶ谷駅街宣

阿佐ヶ谷駅街宣を文字起こししました。


寅年ではなく、 未年の蓮舫です。
そんな私も翼が欲しいと、いま心から思ってます。
東京都知事候補の蓮舫です。よろしくお願いします。

ちょうど20日前も、この阿佐ヶ谷駅にいました。
20日前もたくさんの人が来てくれたけれども、今日はこれだけの人が階段からも見てくれて、これだけの人が集まってくれてる。心からお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございます。

今日は、女性の声が政治を変える、女性の声で政治を変える。
でも同じ女性でも、私はこの人とは考え方180度違うと思うのが今の都知事です。

候補者の討論会やったんですよ。
何聞いても答えてくれない。何聞いても横文字が出てくる。
なんかやってる感あるけれども、答えていない。
田母神さんがね、小池さんに言ったんです。
「自分の選挙事務所は築地です」と。
「築地の皆さん、言うんです。皆さん、小池さんが嫌いだ」って、田母神候補もよく言ったなと思いました。
でもそうしたら小池候補、何て答えたか。
「お友達は選んだ方がいいわよ。」まだ排除の論理なんですよ。
排除ではなく包み込む、トップダウンではなくボトムアップ。
皆様のための東京をぜひ私にやらせていただきたいと、強く強く思っています。

0.99、このまま流入がなければ、東京の人口は半分になります。
こういう出生率の数が出てくる、率が出てくると、「ああ、小池さんもやっぱり自由民主党なんだな」と思うことがある。
国は、少子化対策というと、結婚させようとする政策をする。
結婚すれば子どもを産むだろうと。
皆さんの税金を使って、地方創生で地方自治体が婚活パーティーをやる。あるいは合コンイベントをやる、出会いを作る。そうすると補助金を渡す。
今年度の東京都も、皆さんの税金を使って婚活アプリを作ります。
必要ですか。あるいは、やっぱり合コンイベントをやって出会いを作る。果てには、皆さんの結婚の思い出の曲を募って、それを漫画にして披露する。
一体必要ですか。これは全部いらないと私は考えています。

だってそうでしょ。多様性の時代じゃないですか。
結婚する選択、結婚しない人の1人で生きるという選択、 パートナーと暮らすという選択、あるいは選択的夫婦別姓が実現するまでは婚姻届を出さない男女のカップル、1人で子どもを育てる選択。
この多様性、全ての選択、全ての決断の全ての人を等しく応援するのが、東京都の多様性の知事の仕事だと、私は考えています。

そしてね、結婚するとそこにも不自由がある。姓を選べないんですよ。
9割の女性が結婚した時に姓を相手の名前に変える。
もちろん、相手の名前と一緒になることが幸せ、素晴らしいことだと思う。
それはぜひ貫いていただきたい。
でも、そうじゃないんだ。自分のアイデンティティ。
生まれてから育ってくるまで、大好きな両親の名前で自分のアイデンティティを貫きたい。
あるいは、積み上げてきた仕事のキャリア。それを途絶えてしまうのはなんとか避けたい。
あるいは、公的書類から何から、全部名前を変えるのはいつも女性。
あるいはパスポートと通称名が違うから、海外のホテルで泊まらせてもらえないトラブルに合うことも少なくない。

だから変えたいんだ。
だから選択したいんだ。
それはわがままですか。
まだ女に我慢しろって言うんでしょうか。

私は驚いた。
通常国会が終わった時に、岸田文雄内閣総理大臣。
岸田さんの名前言うの久しぶりです。
岸田さんが会見で言ったんです。「議論をすることは大切です。」
何のことか。選択的夫婦別姓ですよ。
法制審が法務大臣に選択的夫婦別姓の導入が必要だと答申したのは1996年、 30年前ですよ。まだ議論するんですか。増税はすぐ決めるのに。
どうしてこれはまだ決めないのか、私は問わせていただきたいと思います。

総理を経験した自民党の大物議員はかつて言いました。
結婚しない女性が問題だと。
自分は子ども2人いるから義理を果たしたと言った。
もう引退していただきたい。
こういう考え方に私たちは立たない。東京都は立たない。
都民のいろんな声を取るために、私は選択的夫婦別姓が実現するまで男女カップルで婚姻届を出さないという判断をした人たちのために、東京都のパートナーシップ宣誓制度をぜひ活用していきたいと思います。
誰もが自分を責めることのないよう、誰もが皆さんの選択を正しいと思える、そういう都知事に私はなっていきたい。

もう1つ、東京都知事になったら、私、行政改革どうしてもやりたいんですよね。
東京都の一般会計8.5兆。私、毎年国の予算120兆円見てきました。
どうか安心して委ねていただけませんか。
私の専門分野です。やらせてください。

ちょっと驚いたことがあります。
3年前に比べて、2年前、水道を止められた方。
水道料金を払わないで水道を止められた方が倍増しています。
10万から18万人に。なんでかと思った。
それまで水道料金未納は、人がお宅に行って検診をして徴収をお願いをする。ところが、3年前から郵便に変えたそうです。
人が来ない、ポストに突然入ってくる。そして止められる。
これを報道した記事によれば、「止められたらすぐ払ってくれる」と都の担当者が答えたそうです。
私はもう少しここに想像力を持たないといけない。
止められた、払わない、それを払えるのに払わない人はすぐ止めていいでしょう。でも、命の水だけ最後に払えなくて払えなくて、滞納を続けて止められたら、お金を払って水道代を払ったら、他の何かを削ってるということにどうして想像がいかないんだろうか。
食べ物を切ってるんじゃないか。子どもに辛い思いをさせてるんじゃないか。

私は、これを行革だという都政は間違ってる。
このことで7億円の行政効果が得られた?
プロジェクションマッピング、2年間で48億円じゃないですか。
どんなお金の使い方をしてるのか、私は見てみたい。

検診の人が行って、そこに水道局以外の福祉局の人が行って、お困りのことがあったら、そのお困りの部局につないであげる。
そのことによって、水道未納から自分が相談できる行政サービスを知ることができて、1人で立っていくきっかけにするのが都政の仕事だと私は考えています。

しかも、東京都がこの水道の検診を民間委託している会社、8割が東京都が株を持っているグループ会社です。
そこの社長がなんと、元都民ファーストの代表、小池都知事の側近です。
そして常勤の理事2人は、水道局の再就職。政官業の癒着。
まだこんなことやってるんですか。

小池さんは政治資金パーティー4000万、豊かな収入を得ている。
私は聞きました。「この収入の中に、神宮外苑再開発のその事業者、買ってもらってますか」と聞いたら、答えをはぐらかしました。
買ってもらってないと言えないということは、買ってもらってるんじゃないでしょうか?
もう、こういう古い古い古い自民党的政治、政官業の癒着も思いっきり私に洗わせていただきたいと、ぜひ今回約束をさせていただきたいと思います。

今日、昼過ぎに神宮外苑を訪れて、記者の皆さんにお伝えをしました。
私はここに至るまで、神宮外苑の再開発、木を切る、森をなくす、高層ビルを建てる規制緩和を進めてきた。
これは今、地球温暖化、気候変動の中でそれに逆行する開発じゃないか、だから1度立ち止まるとお約束をさせていただいた。

今日からはさらに踏み込みます。
立ち止まってアプローチを変える。皆さんの声はどうなのか。
都政初の都民投票をぜひ行わせていただきたいと思います。
再開発は必要ですか、必要じゃないですか。
皆さん、声をあげたくないですか。声を出したくないですか。その声を知事になった私に民意として届けていただけないでしょうか。
都知事になったら、皆さんの声を民意に、私は条例を作って都議会に提案をします。そして皆さんの声をいただきながら、事業者と丁寧に向き合って、今の開発じゃないやり方をしっかり答えを導き出していくのが、民間事業者の仕事だからと突き放す現都知事の姿勢と真逆のボトムアップの政治だと、ぜひお約束をさせていただきたいと思います。

仕事をさせてください。
私に皆さんの暮らしを、命を、ぜひ守らしてください。
光と影。 小池さんは光に光を当てるのは大変、大変得意です。
でも、影はどうでしょうか。
格差が広がって、都庁の足元で土曜日にNPOの方達から食料をいただく。800人並ぶ。当たり前にこの数だ。
今までは都庁の敷地内の屋根があるところで列をなしてこの食料をもらっていた。昨日、大雨でしたね。すごい雨だった。
そうしたら都の職員がいきなりやってきて、「ここは都の施設だから、都の場所だから、ここではやらないでくれ」といきなり言った。
今まで認めてたんですよ。そしたら、今まではただ黙認してただけだと。
じゃあ、雨の中、700人、800人を土砂降りの中で並べというのかと。
誰が決めたのか。どうして今日から決めたのか。
全く説明をしないで、この自分たちが住民税非課税世帯にならないで、ギリギリで頑張って、でも食料の支援が頂けるなら頂きたい、若い女性も増えてる、子連れも増えてる、この人たちを土砂ぶりの外に出すような、そういう光に光を当て、影に見向きもしない人ではなくて、私は影に光を当てたいと思います。

光、影に光を当てて、その影が薄くなって、自分で立ち上がって歩いてゆくまで支援をする。
そういう都知事になりたいと、ぜひ皆さんにお約束をさせていただきます。
皆さんの声を蓮舫に、私にいただけないでしょうか。
都知事にしていただけないでしょうか。

七夕まで1週間、皆さんの声を大切に受け止めて、私は都庁で働きたいと改めて思ってます。
東京都知事候補、蓮舫を最後までどうか皆さん、お支えをください。
よろしくお願いします。ご清聴ありがとうございました。

追記

街宣で蓮舫候補は「昨日」と話していました食糧支援ですが、昨日ではないとのことですので、こちらのnoteも併せて訂正いたします。


以上
誤字脱字がありましたらすみません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?