PerplexityAIの”Pro Serch”の質問分解力のすごさ

こんにちは!

今回は日経さんの企画「#私の勉強法」に乗っからせていただいて、生成AIツールで情報収集をいつもどんなふうにしているかについて書きます。

PerplexityAIの有料機能で主に使える(無料プランでも回数制限ありますが使えます)「Pro Search」について紹介します。

PerplexityAIのPro Searchとは?

さて、インターネット上の記事を検索して、回答を生成するために使ったソースとなる情報を提示した上で回答を作ってくれるPerplexityAIですが、Pro Searchでは、「曖昧な指示に対してタスクを分割した上で検索を実行してくれる」機能を持っています。
百聞は一見に如かず・・・・ということで実際にやってみたのがこちらです。

Perplexityに投げかけた内容
2050年までに日本が直面する人口減少問題に対応するための総合的な国家戦略を立案してください。経済、社会保障、労働市場、教育、地域開発、技術革新、国際関係の観点を含め、短期的および長期的な対策を検討してください。
PerplexityAIのタスク分解

PerplexityAIの応答
こちら
PerplexityAIから返ってきた応答はすごく長くなってしまうのでリンク先をご覧いただきたいのですが、驚くべきは「タスク分解」として記載した部分です。
曽根が依頼したとてもビッグなお題に対して、

  • 日本の人口減少問題の現状と予測を調査する

  • 人口減少が日本の経済に与える影響を調査する

  • 人口減少が日本の社会保障制度に与える影響を調査する

  • 人口減少問題に対する日本の政策オプションを調査する

というサブタスクに分解して、それぞれを調査+生成AIによる生成を使って回答を導き出してくれています。
このPro Searchですが、応答に対してさらに重ねることもできます。
地域開発というカテゴリに対して「コンパクトシティの推進」という記載があったので、さらに以下の質問を問いかけました。
コンパクトシティ化の推進において直面するであろう課題と、それを乗り越えるための実践的なアイディアを考えてください。
それに対してPerplexityがやってくれたタスク分解がこちら。


どういった点がすごいのか?

プロンプトエンジニアリング、と言われるように、生成AIを使いこなすためには「上手に質問ができること」が必要です。
質問者の頭の中で得たい回答がクリアにあればあるほど、適切に回答してくれますし、言い換えると上手に質問することが難しさの1つ言えます。
PerplexityのPro Searchはこの「質問そのものが難しい」という課題に対して、ツール側で処理を適切なサイズに分解して、それに対して回答してくれるという点が優秀なわけですね。
現時点では人間の優秀なコンサルタントの方がインサイトとしてはいいものを出してくる気がしますが、その場ですぐ回答が返ってくるという点ではPerplexityAIの方がすでに優秀とも言えます。
質問の分解や推論についてはLLMのモデルが実施するのですが、PerplexityAIの有料プランならば、LLMのモデル自体を選択することもできます。
(主要どころの生成AIはどれも選択することができます。)

個人でスモールビジネスなどやってみたい人にとっては安価でいいリサーチをしてくれるのでとてもオススメします。
クライアントから「〜〜が気になってるんだよね」みたいな会話が出た時に、高速でリサーチして報告できるとそれだけでアドバンテージになりますよ!



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