「他人から認められたら自信がつく」という洗脳から抜け出す(引用)

自信をもつとは、自分を信じる、ということです。自分を信じるとは、自分の感覚を信じる、ということです。自分の中に湧き上がる「好き・嫌い」「したい・したくない」という思いに従うたびに、自分の中に自信が蓄積されていきます。「自分の好きなことをやって嫌いなことをやらない」という体験を積み重ねることで、「自分の感覚を信じても大丈夫なんだ」という安心感が増していきます。「自分のしたい・したくないという感覚に従っても大丈夫だった」という体験を積み重ねることで、「これからも自分の感覚を頼って生きていっても大丈夫そうだ」という、自信を感じられるようになります。

自分の感覚を無視していたら、自信はつかない
「自分の感覚に頼って決める」という体験を積み重ねることによって、自信が蓄積されていきます。しかし、多くの人は、「何か大きなことを達成したら、自分に自信を感じられるようになるかもしれない」と考えます。「目標を達成したら自信がつく」と考えることで、「目標を達成するまでの自分は自信がない」ということになってしまいます。そして、その「自信がない」という状態から抜け出すために、「他人に認められるようなことをしよう」と考えるようになります。「これを成し遂げたら、みんなから尊敬されるかもしれない」「これを達成したら、みんなから愛されるかもしれない」と、他人の目を意識するようになります。

しかし、何か立派なことを成し遂げて、他人から認められるようになっても、自分の感覚に従っていなければ、自信を感じられるようにはなりません。自分の嫌いな仕事で成功しても、自信を得ることはできません。自分が嫌いなことをしてお金持ちになっても、自信を感じられるようにはなりません。どれだけ多くの人に認められても、自分の感覚を無視していたら、自信を得ることはできません。

自分の感覚を無視して、「みんなから認められるためにはこれをしなければいけなんだ」と、自分に嫌なことを強要する人がいます。自分に我慢をさせればさせるほど、自信がつく、幸せになれる、と思い込んでいる人がいます。そのような人は、自分の感覚を裏切り続けることで、どんどん自信が失われていきます。

自分に我慢をさせるから、自分を嫌いになる
「これを我慢してやり続ければ、みんなから認められる」と頑張れば頑張るほど、自分のことが嫌いになっていきます。嫌なことを強要してくる他人がいたら、あなたはその人のことを嫌いになるはずです。あなたが、「いやだいやだ」と言っているのに、「お前はこれをしなければいけない」と強要してくる人を好きになれるはずがありません。

あなたは嫌なことを自分に強要することで、嫌なことを強要してくる他人と同じことをしていることになります。どれだけ大きなことを成し遂げても、どれだけ多くのお金を稼いでも、自分が自分を嫌っていたら幸せを感じることはできません。

自信をもつとは、自分の感覚を信じる、ということです。自信とは、他人からもらうものではありません。自信とは、自分の中に築き上げていくものです。「自分の感覚を信じる」という体験をコツコツと積み重ねることで、だんだんと「自分の感覚を信じて生きても大丈夫なんだ」という自信が蓄積されていきます。

「自信のないあなたのままでいてほしい」と願う人がいる
世の中には、自分の感覚を無視して、嫌なことを我慢してやり続けるのが素晴らしい、といった雰囲気があります。多くの人は、他人から認められたら自信がもてる、と思い込まされています。しかし、「他人から認められるために行動する」というのは、他人の評価を信じる、ということです。自分ではなく、他人を信じる、ということです。自分を信じなければ、自信を得ることはできません。

組織を束ねる側にとって、自信のある人間は邪魔になります。自分の感覚を信じられない人ほど、扱いやすい存在になります。「給料が安くても我慢するのが素晴らしいことですよ」「調子が悪くても、自分に鞭打って働くのが立派なことですよ」という、他人の価値観を信じてくれる人を組織は求めます。

コントロールする側は、自信のない人間、意見のない人間、自分の感覚を無視する人間を量産したがります。「あなたが自分の感覚を信じて行動したら、みんなに迷惑がかかりますよ」「あなたが我慢することで、世の中がうまく回るようになるんですよ」というシステムの中で生きていたら、自信をもてなくなるのも当然のことです。

他人はあなたに自信を与えることはできない
支配する側は、「他人から認められたら自信がつきますよ」と、あなたを洗脳してきます。あなたが、「他人から認められるためには、嫌なことでも我慢しなければいけない」と、自分の感覚を無視し続けることで、どんどん自信が失われていきます。自信がない人間が増えれば増えるほど、コントロールする側にとって都合がよくなります。

自信をつけたいと思うのなら、「自分の感覚に従う」という体験をコツコツと積み重ねることが重要です。自信をもつとは、自分の感覚を信じる、ということです。他人はあなたに自信を与えることはできない、ということを忘れないでほしいと思います。「好きなことをやって嫌いなことをやらない」という体験を積み重ねていくことで、自分で自分の中に自信を築いていきましょう。

引用元 https://note.com/ebacchi/n/n6890d092c0ea

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