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而今(じこん) 純米吟醸 八反錦 生

商品名:而今(じこん) 純米吟醸 八反錦 生
酒蔵:木屋正酒造(三重県名張市)
代表者:大西 唯克氏
原料米:広島産八反錦
精米歩合:55%
アルコール:15.5度 
※1月27日(土)海老原商店イベント時に開栓

而今という言葉をご存じでしょうか?仏教用語です。人間には過去、現在、未来という時間軸があります。しかし、仏教用語の而今には過去や未来は存在せず、在るのは「今」この瞬間です。

例えば、誰しも大きな失敗や挫折というものがあります。それを教訓に未来を見据えて努力できる人は素晴らしいです。が、この而今については、そのような考え方ではありません。過去でもなく未来でもないのです。今の一点に集中する考え方です。このような精神状態を保つには、常人には簡単にできません。目を閉じれば、嫌でも過去の(嫌な)記憶が脳裏を過ります。何年たっても、辛い過去を乗り越えることは簡単ではありません。過ぎ去った過去は取り戻すことはできないし、どんな未来がくるのか、我々には知り得ないことです。それゆえに、今に集中する、いや集中するしかないのです。世の一流と言われる方々は「而今」状態になれるメンタルを持っている人が多いと感じています。かくいう私も、目を閉じて、過去の嫌な記憶が浮かんできそうになっては閉じ込めて、「目の前に事に集中しろ!」と自分に言い聞かせています。だって、折角美味しい日本酒飲むなら、目の前に日本酒に集中したいよね?而今飲むなら而今以外のことは考えず而今に集中して欲しいと思います。まあ、簡単なことではありません。

而今の生みの親は大西唯克氏。大西氏を紹介する良記事を発見しましたので共有させていただきます

古くから大和と伊勢神宮を結ぶ初瀬街道に、1818年に創業した木屋正(きやしょう)酒造。大和瓦と漆喰壁に虫籠窓が特徴で、主屋などが登録有形文化財に指定される。

 6代目蔵元の大西唯克さんが2004年から杜氏を務め、05年に新ブランド「而今」(じこん)を立ち上げた。透明感があり、ジューシーな味わいで瞬く間にトップ銘柄に躍り出た。

 而今とは禅宗の故事に基づく言葉で、過去や未来にとらわれず、今をただ精一杯生きるを意味する。

 唯克さんは大学卒業後、修業先に乳業会社を選んで食品衛生と管理を学ぶ。その後、広島の酒類総合研究所で酒造りを勉強し、蔵に入った。

 当時は普通酒「高砂」が主な商品で売り上げが悪化。杜氏は45年間同じ人で、技術や品質管理への意識の差を痛感。自ら杜氏になると決めた。

 唯克さんの酒造りは徹底した検証の裏付けだ。工程のどの作業がどう酒質に影響するかを見極めて判断。手作業と機械作業を使い分けて省力化に励む。

 利益の大半を設備投資に回し、清潔な木の麹室、仕込み蔵、照明にも気を使う。労働環境を改善し、朝8時半始業、5時終業にした。

 米は契約農家と連携し、地元の山田錦、全国の上質米を確保する。岡山県雄町の史上初の特上米で純米大吟醸を造り話題に。

 そして今、挑む酒はきれいの先だ。美しさ+ふくよかさを求め、木桶仕込みと生〓造り(〓は酉に元)を開始。伝統を守り最新の技法で醸すが信条。創業200周年の年に「高砂」を復活。蔵の両輪を目指す。

https://diamond.jp/articles/-/259326

1月27日(土)17時~、海老原商店で而今が飲めるイベントを開催します。おそらく席は全て前日までに埋まる見通しです。万が一、空きがあれば当日枠としてインスタ等でご案内申し上げます。

それでは。

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