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スパイクの色

 甲子園では交流試合が熱い。今日の第一試合、明石商業vs桐生第一で一塁塁審を務めたのは、伝説の箕島vs星稜、延長18回のあの試合で星稜高校のエースだった堅田さんである。何年経っても甲子園は特別な場所であり続けるのだ。

 ところで今年から、高校野球では白のスパイクが認められるようになった。これは暑さ対策のためだそうだ。検証したところ、白スパイクと黒スパイクの温度差は、なんと10度もあったそうで、その差は履いているだけでも実感できるものだったとのことである。

 この話を聞いて、なるほど、と思ったことがあった。現在テレワーク継続中のため、zoomを使用することが多い。zoomの時は白の服がいい、ということで、いつも白いTシャツで仕事をしていた。そこで、時々職場に行くときには、たまのことだし黒を着よう、などと思う。先日もそれで黒いTシャツを着て行った。すると、暑いのである。「今日はやけに暑いなあ」と思いながら、まさかTシャツの色だけでそこまで違うとは思っていなかったので、夏も盛りだなあと思っていたのだった。このニュースを聞いて、初めて、あれはTシャツの色ゆえだった、と知ったのであった。

 ついでにもう一つ、学校の体育でよく言われる「シャツイン」、サッカーのユニフォームで、シャツ「イン」とシャツ「アウト」を比較したところ、「イン」の方がずっと体温が上がるらしい。スポーツと身だしなみはよく言われることだけれど、この季節、妙な礼節にこだわらず、少しでも涼しく快適に過ごしてもらいたいものである。

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