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共鳴ーひびきあいー

 「ためしてガッテン!」を見ていたら、リズムをとるといろんなことがスムースに進む、ということが取り上げられていた。最初は人混みで足がすくんでしまい、歩けなくなった女性。何とメトロノームのリズムに合わせて体を動かすと、足が自然に前に出るようになったそうだ。他にも歯磨きが嫌いな小学生、掃除など、リズムに合わせると動きがなめらかになり、歯もきれいに磨けるし、掃除もはかどる。

 さらに次の例として、うなずきながら話を聞いてもらうと、話し手と聞き手の脳の血流が近づいていき、その場が楽しくなる、ということも紹介されていた。うなずくことがリズムとなり、お互いが響き合うようになるそうだ。

 これを見ていて思ったことが、セカオワのコンサートがあんなに楽しかったのは、みんなが曲に合わせて手を動かしたりタオルを振ったり手拍子をしたりするからかもしれない、ということだった。会場の人たちがみんなひびき合って、居心地のよい空間を作り上げていたのではないだろうか。

 実は私には、うなずきながら人の話を聞くクセがある。その方が頭に入って来やすい気がするからなのだが、講演などでうなずいてメモを取っていると、話し手がこちらばかり見るようになり、いささか気恥ずかしい思いをしていた。けれど今日の「ガッテン!」を見て納得した。私と講演者は、いつの間にか「ひびき合って」いたのだ!そしてお互いが居心地のいい空間を作り合っていたのだ!これは嬉しい。これからも大いにうなずきながら話を聞く。

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