Green Talk 69 : 選ばないから選べる
ふきよせさくらというお菓子を持って、少しだけ実家に行ってきました。
気温も暖かく光が照っていて。高速の脇の桜も所々で咲いていて。
肌でも目でも「ああ、春!」を感じる日で。お菓子とおんなじだ、と思いながら、窓の外を見ていました。
いっぽうで、同じところにいた4年前の今日は私はロングコートを着てマフラーをしていて。
気候の変化に耐えられるのか、環境も、人の体も心も少し心配になります。
田舎では、色々と家のネットワーク環境を夫と2人で設定しつつ、お使い物もあり。その途中で、コンポストの堆肥で何をつくるかの話になり。
バジルペーストを作ることが多いので、やっぱり今回もバジルは外せないね、初めて種からしてみるか!と(今までは苗を買っていました)ということで、ホームセンターに寄ることになりました。
ねぎの抜き苗や、種芋なども見せていただきながら、当初の目的の種のコーナーへ。
バジルの種を見てそこにある説明などを読んでいたら、育苗箱(セルトレー)で発芽させてくださいとありました。ですが、すぐ横にあった塩化ビニルで作られた黒いそのトレーを買うのは手が伸びず。どんなものかなと見た上で、家にある卵パックを使ってみようかと考えていたら。
「ね、これあった!」と家族が持ってきたのが、サカタのタネさんのそのまま植えられる土ポット ジフィーセブンでした。
動画を後から見ていたのですが、まさにバジルバージョンで。
見ていてもワクワクする初めての商品です。
せっかくなので思いついた卵のパックバージョンと、このジフィーセブンバージョン2種類を作ってみる予定です。
育苗箱は何度も繰り返し使えるからいいんじゃないかな、卵のパックもプラスチックなのに違いは?とも思われる方もいらっしゃるかも知れません。
そこに関しては、新しく必要なものがある場合の選ぶガイドラインのようなものが自分の中にあります。
・プラスチックは可能な限り選ばない/積極的に迎え入れない
・プラ製品以外の代替があるのであれば金額を見つつそちらを選ぶ/繰り返し利用可能なものならなおよし
・家にあるものでできることを考える(プラ or プラフリー問わず)
プラスチックを積極的に選ばないのは、その時点でBeaさんのゴミ0生活のルール5Rから外れてしまうから=消えないゴミを残すことになるから、です。
その点、ジフィーセブンであれば、土に還ります。Rot/Compostへですね。
賢い消費をより選ぶなら、先日のRoot pouchのようなそれが繰り返し利用可能なものでも良いかも知れません。#1というサイズが育苗用に使えるかも知れません。長期的にタネからやることを選ぶ場合は、この選択肢も先におこうと思います。
そして、卵のパックは、全体量を「増やさない」意味と「もう1度使う」の意味で、家にあるものを利用する意味です。
プラスチックパックのため、ビスフェノールAの懸念はありますが、長期的に連続して使わない前提で利用をする予定です。
Green Talkを始める前だったら。私はタネの横にある塩化ビニルの育苗箱と見た目の好きなプラスチックの鉢を買ってかえるとおもいます。
Green Talkを始めてから。その1択を選ばないと決めたら、あれもあるねこれもあるね、これやってみる?こんなのもあるんだ!と、選択肢が広がりました。プラスチックを選ばないことは、選択肢が狭まるではないと実感しています。
あれしかない、と思うとそのままで。
あれはないところでどうしようかなを楽しむと、これとそれが出てくるんですね。本当に面白い。
さて、朝顔ひまわり以来の種まきはどうなるでしょうか。