韓国で現役の父日本調教馬産駒(2024/09/30現在)
ワタシが2022年のコリアカップ・コリアスプリントを機に韓国競馬をウォッチするようになり、今はもう趣味の一環として「韓国競馬開催トピックス」の記事を毎週上げていますが、その中で特にフォーカスしているのが父日本調教馬産駒です。
ただ、その産駒たちが一体何頭ぐらい現役で走っているのかについてこれまで網羅的にご紹介したことが無かったため、この機会に一度纏めてみることにしました。
今回の纏めに使ったのはKorea Studbook韓国語版で、種牡馬毎に産駒一覧を検索・出力の上、その一覧からステータスが「競走用」又は「休養」になっているものを現役馬としています。
(ちなみに英語版でも産駒一覧は出せるのですが、現役かどうかは一つ一つを開いて見ていかないと分かりませんので、このような方法としました)
アドマイヤドン(2022年没)1頭
現役馬:스피드레전드 (SPEED LEGEND)
2022年産(牝2) 母 FANTASTIC (USA) 2017
ソウル所属 未検
0戦0勝(0-0-0-0) 獲得賞金:0ウォン
イングランディーレ(2020年没)2頭
現役馬:스마트클레어(SMART CLAIR)
2021年産(牡3) 母 JEWELRY PARK (KOR) 2013
ソウル所属 クラス3
13戦3勝(3-2-2-6) 獲得賞金:115,000,000ウォン
現役馬:스타파크(STAR PARK)
2020年産(騸4) 母 ANGEL STAR (KOR) 2006
釜山慶南所属 クラス5
12戦0勝(0-2-1-9) 獲得賞金:17,400,000ウォン
エアシェイディ(2021年没)1頭
現役馬:머니포시즌(MONEY FOUR SEASON)
2022年産(牡2) 母 SWEET ILLUSION (KOR) 2012
ソウル所属 未検
0戦0勝(0-0-0-0) 獲得賞金:0ウォン
★このほか、未登録馬としてDAEMYEONG ROSE CATの2022とDAEMYEONG REINAの2022の2頭がいます。
オレハマッテルゼ(2013年没)1頭
現役馬:파티파워(PARTY POWER)
2013年産(牝11) 母 PAS DE PROBLEM (USA) 1996
ソウル所属 クラス5
97戦2勝(2-4-7-84) 獲得賞金:146,800,000ウォン
★本馬は持ち込み馬で、この97戦というのは現役馬の中で最多出走回数を誇ります。
★ちなみに母の姉は1994年スプリンターズS 7着馬、あのソビエトプロブレム / SOVIET PROBLEM (USA) 1990です。
クリソライト(供用中, 2019年~)38頭
2024年9月30日時点で種牡馬リーディング35位。E.I.は0.92ですがまだ3世代のみにつき、今後に注目です。
代表馬①:마이센터(MY CENTER)
2021年産(牡3) 母 MIRAE YEOJE (KOR) 2012
ソウル所属 クラス1
16戦6勝(6-2-1-7) 獲得賞金:301,650,000ウォン
代表馬②:라이즈더스론(RISE THE THRONE)
2021年産(牡3) 母 ECTON SPEED (KOR) 2015
釜山慶南所属 クラス2
12戦5勝(5-2-2-3) 獲得賞金:206,450,000ウォン
サダムパテック(2022年没)1頭
現役馬:에이피파텍(A. P. PATEK)
2017年産(牡7) 母 BIG POWER (USA) 2009
ソウル所属 クラス3
46戦4勝(4-6-4-32) 獲得賞金:265,680,000ウォン
テスタマッタ(供用中, 2014年~)62頭
2024年9月30日時点で種牡馬リーディング14位。E.I.が0.94とやや物足りず、近3年の種付頭数が24→19→14頭と減少してきており、ここが正念場かと思います。
代表馬①:스타마타(STAR MATTA)
2017年産(牡7) 母 STAR BOLT (USA) 2010
釜山慶南所属 クラス1
32戦5勝(5-8-6-13) 獲得賞金:429,850,000ウォン
代表馬②:최고블랙(CHOEGO BLACK)
2017年産(牡7) 母 カドリーユ
ソウル所属 クラス1
16戦7勝(7-1-1-7) 獲得賞金:333,300,000ウォン
フェデラリスト(2021年没)100頭
2024年9月30日時点で種牡馬リーディング5位と好成績ですが(ただしE.I.は1.10とそこそこ)、今年2歳の2022年産約25頭がラストクロップです。
代表馬①:미라클드리밍(MIRACLE DREAMING)
2017年産(騙7) 母 MIRACLE WONDER (KOR) 2010
釜山慶南所属 クラス1
45戦5勝(5-11-6-23) 獲得賞金:490,340,000ウォン
代表馬②:판타스틱맨(FANTASTIC MAN)
2017年産(牡7) 母 QUAIL RUN (USA) 2002
釜山慶南所属 クラス1
34戦8勝(8-5-0-21) 獲得賞金:446,080,000ウォン
代表馬③:월드드래곤(WORLD DRAGON)
2021年産(牡3) 母 CHARMING VIXEN (USA) 2009
釜山慶南所属 クラス2
8戦4勝(4-2-1-1) 獲得賞金:367,700,000ウォン
★2024年コリアンダービーG1 2着
マイネルセレクト(2020年没)0頭
2024年4月に다르마(DARMA)(騸10)が引退し、現役馬はいなくなりました。
ロンドンタウン(供用中, 2023年~)0頭
2023年より供用開始。2024年産は16頭誕生しており、2026年デビューです。
以上、韓国で現役の父日本調教馬産駒のご紹介でした。今後も定期的に更新できればと思いますのでよろしくお願いいたします。
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