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韓国競馬開催トピックス_2023年4月1週

4月第1週のトピックスです。

  • 今週は日曜日に今年最初のグレード競走・釜山日報杯G3(3歳以上、釜山慶南1200m)が開催され、距離不問の快速馬・RAON THE FIGHTERが圧勝しました。

  • アドマイヤドン産駒が日曜日のクラス3一般戦で勝利しました。

  • 韓国調教馬として初めてドバイワールドカップに出走し、2018年コリアカップでもロンドンタウンの2着に食い込んだDOLKONG号が調教中に骨折、予後不良となりました。

【本記事の記載対象】
① 父日本調教馬産駒の成績(3歳未勝利戦とクラス3以上)
 *テスタマッタ産駒、フェデラリスト産駒
 ※産駒数が多いので対象を絞っています
② 父日本調教馬産駒の成績(可能な限り全レース)
 アドマイヤドン産駒、*エアシェイディ産駒、*クリソライト産駒、
 サダムパテック産駒、ビワシンセイキ産駒、マイネルセレクト産駒、
 *リミットレスビッド産駒、イングランディーレ産駒等
③ 重賞・リステッド競走の結果
④ その他特に目についたもの
 日本からの輸入馬・持ち込み馬、母日本調教馬産駒など

*Korea Studbook上で「供用中」となっている種牡馬(2023/04/02現在)

売上・配当関連

2023年最高配当(記録更新無し)

 単勝 146.7倍(3月12日 ソウル2R C6 3歳未勝利 ⑨)
 複勝 30.4倍(3月10日 釜山慶南1R C6 3歳未勝利 ⑨)
 馬連 767.9倍(3月10日 釜山慶南1R C6一般 ⑥-⑨)
 馬単 1,682.6倍(3月12日 ソウル2R C6 3歳未勝利 ⑨→③)
 ワイド 149.2倍(1月15日 ソウル11R C2一般 ⑤-⑪)
 三連複 4,225.3倍(2月17日 釜山慶南3R C6一般 ⑥-⑩-⑪)
 三連単 46,469.4倍(2月17日 釜山慶南3R C6一般 ⑩→⑪→⑥)

2023年最高売上レース(記録更新無し)

 1位 50億9,340万7,500ウォン(1月15日 ソウル8R クラス5一般)
 2位 49億4,606万9,500ウォン(1月15日 ソウル11R クラス2一般)
 3位 49億3,454万900ウォン(2月26日 ソウル11R クラス1一般) 


以下、詳細な競走成績は下記リンク先(英語)よりご覧ください。


2023年3月31日(金)

釜山慶南1R クラス6 3歳未勝利 1300m 9頭

4着 ③닥터팡팡 (DOCTOR PANGPANG)(騙3、父フェデラリスト
5着 ②신해망치 (SINHAE MANGCHI)(牡3、父フェデラリスト


2023年4月1日(土)

ソウル1R クラス6 3歳未勝利 1200m 8頭

7着 ①제타마스터 (ZETTA MASTER)(牡3、父テスタマッタ

ソウル2R クラス6 3歳未勝利 1200m 10頭

5着 ⑧테스메리 (TES MARY)(牝3、父テスタマッタ

ソウル10R クラス2 一般 1400m 10頭

6着 ⑦흥드림 (HEUNG DREAM)(騙5、父テスタマッタ


2023年4月2日(日)

ソウル5R クラス5 一般 1400m 11頭

3着 ②럭셔리킹 (LUXURY KING)(牡5、父リミットレスビッド
8着 ⑥대마지풍 (DAEMA JIPUNG)(騙7、父ビワシンセイキ
10着 ①원더풀캣 (WONDERFUL CAT)(牝6、父サダムパテック

釜山慶南5R クラス3 一般 1400m 11頭

1着 ⑦원픽 (ONE PICK)(牡6、父アドマイヤドン)

釜山慶南6R 釜山日報杯G3(3歳以上) 1200m 15頭

14着 ⑪원더풀루비 (WONDERFUL RUBY)(牝7、父テスタマッタ

昨年の1,2着馬である⑦EOMA EOMA(牡6、父ALGORITHMS、2022年コリアスプリント優勝)と⑮RAON THE FIGHTER(牡5、父BAYERN、2022年コリアカップ2着)が激突しましたが、RAON THE FIGHTERの圧勝となりました(EOMA EOMAは6着)。

短距離も中長距離も走れる「二刀流」(しかも生涯連対率100%/14-4-0-0)のRAON THE FIGHTER、いつかは日本のレースでも観たいものです。

なお、このレースに登録していた⑨DOLKONG(牡9、父Afleet Alex)は後述の通り直前の調教で骨折し予後不良となりました。

ソウル11R クラス1 一般 1800m 10頭

5着 ⑧강토마 (GANGTOMA)(騙8、父テスタマッタ


訃報

돌콩(DOLKONG)号(牡9、父Afleet Alex 母Swampoodle)

韓国調教馬として初めてドバイワールドカップ(2019年、11/12着)に出走し、2018年コリアカップでもロンドンタウンの2着に食い込んだ돌콩(DOLKONG)号が3月30日の調教中に骨折、4月2日に予後不良の安楽死処分となりました。合掌。

<生涯成績>  17戦8勝(8-3-0-6)
<主要成績>
 
2019年 釜山広域市長杯G2 優勝
 2019年 KRAカップクラシックG2 優勝
 2019年 Curlin Handicap(メイダン)優勝
 2018年 コリアカップG1/IG3 2着
<獲得賞金>  14億2,130万ウォン
<競走馬プロフィール> 英語版 韓国語版


今月の主要競走

来週以降、4月の大賞競走(グレード/リステッド)は以下の通りです。

4月9日(日) 東亜日報杯L(3歳以上牝、ソウル1800m)

2022年大統領杯G1を制したRAON FIRST(牝6、父MUSKET MAN、国内RT=128)が登録していますが他馬は国内RTが51~101に留まり、RAON FIRSTの独壇場が予想されるレースです。

ちなみに2週前登録の時点では7頭しか揃っておらずレース取り止め(8頭未満の場合)の可能性もありましたが、この1週前登録では12頭に増加しましたので問題無く施行されるものと思われます。

4月16日(日) ヘラルド経済杯G3(3歳以上、ソウル2000m)

昨年の年度代表馬WINNER'S MAN(牡5、父MUSKET MAN)が2週前登録しています。2/26の今年初戦(クラス1一般)では4着と取りこぼしましたが、今回どこまで立て直してきたのかが注目です。

あとは昨年のクラシック2冠馬CAPTAIN YANKEE(牡4、父OLD FASHIONED)や母にトミケンスプリングをもつRAON THE SPURT(牝4、父MUSKET MAN)、BLACK MUSK(牡5、父FLAT OUT)、古豪MOONHAK CHIEF(牡8、父PIONEEROF THE NILE)といった重賞ウィナーも揃って登録しています。

4月23日(日) ルナステークスL(3歳牝国産、釜山慶南1600m)
4月30日(日) KRAカップマイルG2(3歳牡牝国産、釜山慶南1600m)

2023年大賞競走優勝馬/開催予定

2023年グレード・リステッド競走体系
2023年グレード競走 優勝馬一覧

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