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【旅打ち番外編】阪神競馬_2022年10月

毎年、春が来ても夏が来ても秋が来ても冬が来ても、各季節のはじまりにはいつもワクワクさせられるのだが、秋はやはり格別である。

というのも、秋競馬が開幕するからだ。

中央競馬で言うといわずもがな秋のGIシリーズであるが、地方競馬だって10月のマイルチャンピオンシップ南部杯(盛岡)にはじまり、11月はJBC競走(今年は盛岡・門別)、そして12月は東京大賞典(大井)と大レースが目白押し。

それに加え、12月にはローカル重賞としては破格の1着賞金3000万円レース・園田金盃や大晦日開催で文字通り1年を締めくくる高知県知事賞(これも1着賞金2000万円!)もあり、毎年秋競馬が始まるとなるとこのワクワク感が止まらない。

ちょうどそのような中、このたびNumber 1061号を購入した。

ウマ娘コラボ記事目当てでの購入ではあったが、第101回凱旋門賞の回顧や常識破りの馬・騎手たちにフォーカスを当てた記事など、大変読みごたえがあり、また、この己の秋競馬へのワクワク感をさらに盛り上げてくれるような良記事ばかりであった。

記事内容はやはりウマ娘に寄せているのだろうか、オグリキャップやミスターシービー、そして田原元騎手が乗った名馬たち(トウカイテイオー・マヤノトップガン)が取り上げられているが、これがまさにワタシの競馬歴にドンピシャな内容で、それら名馬たちを振り返りながら「ワタシと競馬」についてもこの秋の夜長に回顧するという、今とても幸せな時間を過ごすことができている。

そんなことがあった今週、前置きが長くなってしまったが、今日はなんか秋晴れの下のターフが見たくなったので久しぶりに阪神競馬場に行ってみた。

阪急仁川駅から繋がる地下道
このレースは生で観た、生涯最高のレース

思えば前回来たのは2019年12月28日。POG仲間たちと一緒に来て、終わってからはちょっといいところの寿司屋での忘年会だったな。

あの日の中山メインはホープフルS。

友人Kはヴェルトライゼンデ、友人Tはワーケア、そしてワタシがラインベックをPOG指名馬としており、あの日はみんな自分の指名馬の単勝馬券を握りしめながら阪神のターフビジョン越しに応援していたが、その3頭を横綱相撲でアッサリと捻じ伏せたのが後の三冠馬コントレイルだったっけ。

もうその時には中国でコロナが始まっていたけど、まだ日本ではギリギリ始まってなかったというか、今になって思うとあの日がマスク無しで入場できた最後のGIデー(いや、翌年のフェブラリーSになるのかな?)。


その3か月後に辞令が出て、インドネシア駐在を命じられたワタシ。

駐在の間、何とかアルファやベータは凌いだけど、去年7月にはデルタにやられてしまって緊急入院。実に不覚。それにしても、生まれて初めての入院がジャカルタの集中治療室ってどういうことよ!?

今はもう笑い話にしているが、実はあの時軽く死にかけたりしちゃっていて・・・。

発症5日目に突然酸素飽和度が83まで下がり、一次診療のクリニックで診てもらったドクターが血相変えて「あと2時間以内に入院しなかったら人生終了」という実に強烈なアウト予告などをもらったりしたのだが、運良く入院後は酸素吸入やステロイド注射などが効きまくり、その2日後には早くも病床の上で小娘どもの育成(ウマ娘アプリ)をしていたワタシ。

・・・そんなこともあったりして、今こうして競馬できていることがとても楽しく、そして幸せだと感じている日々。

というか、「生きているからこそ」という思いがそのイベント(アクシデント?)を通じて強くなったので、今春に帰国してからは以前よりもっと競馬に傾倒している気がするのは気のせいだろうか。あと、そのような人生のイベント(アクシデント)にウマ娘人気の本格化が重なっており、それがワタシの競馬熱に対する力強いブースターになっているのも間違い無いであろう。

そのような昔の記憶(競馬歴)と、去年あったちょっと危なかった話、そしてウマ娘。今般Numberを読みながら、そして今日は阪神競馬場の青々としたターフを眺めながら、そんなこんなについて思いを馳せた次第。

芝生と青空に囲まれて。
ホントにいいな、競馬場は。

なんか、結局何が言いたいのかよく分からなくなってきたが、生きてりゃ楽しいことは絶対あるはずだし、何事も先送りにせず楽しめるうちに楽しんでおこうと改めて心に思ったことかと。このあたりはNumber第1061号キャッチコピーの「常識を疑え」ではなく、当たり前のことを改めて、ということで。

さぁ、また明日からも元気に競馬を楽しんでいこう!

阪神競馬場2Fの中華レストラン「大湖」で昼食。
マズくもなければ飛び切りウマいという訳でもないが、
まぁこれが食えるのも元気だからこそ。


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