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朗読劇『ミナモ世代』の稽古をしています。

7月のナントカ世代は、近々発表したいひとつの企画の準備と、真田貴吉さんの実験企画である『ミナモ世代』(7/24-25)の稽古+制作作業をしています。

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とはいっても、朗読劇自体は実はそんなに稽古日程がある訳ではありません。小屋入り(会場に入ること)前に設定されている稽古日は3日間、計12時間なので、あらかじめ細かめに作成した演出プランを俳優に落とし込み、照明プランナーともちょいちょい相談しながらやってみつつ、細かい部分を詰めたり調整したりする作業が主体となります。(現在、12時間中7時間を経過)

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ただし、今回の企画のありがたいところは、小屋入り後のリハーサル、返し稽古の時間がたっぷりとられているところ。
7/24(金)、25(土)が本番ですが、21(火)から劇場に入ります。舞台美術自体はほぼない簡素なつくりになる予定なので、21(火)の夕刻から+22(水)の終日は演出と俳優のための時間としていただいています。23(木)は、22(水)の様子を参考に照明プランの練り直しや実験をしながらスタッフによる調整のあと、夕刻からリハーサルです。そして、24(金)は朝から返し稽古、ゲネプロをやって、さらに返し稽古をして18時から上演です。

したがって、実質的に会場に入る前の稽古より、会場に入って詰めの作業として稽古できる時間がだんぜん長い、ありがたやな限りです。

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そんな稽古場の様子です。朗読劇というだけあって、手に脚本を持ったまま喋ります。ようつべさんで「朗読劇」と検索したりすると、マイクの前にずらりと並んだ俳優がその場でマイクに向かって脚本を読む的なものがたくさん出てきますが、そういうのに比べると動きます。というか、脚本に書いてある分は動きます。もともと動きが少ない本ではありますが。
だって、全然動かなかったら照明プランナーのための企画なのに照明プランナーのやれることが限定されちゃいすぎないか・・と最初の顔合わせで確認しましたので、そういう形になりました。

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朗読自体は、椅子に座って行います。それに使う椅子も俳優本人に持ってきていただきます。小道具も多少使うため、女役の外山さんにはトランクがあてがわれました。

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せっかくの劇場での朗読劇なので、奥行や高さといのも意識して稽古をしています。どうしても脚本に目を落とすために顔は下を向きがちですが、細かい視線のワークなども情報としてキャッチしながらご覧いただけると楽しいのではないかと思います。

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