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『のけもの』出演者紹介③ 延命聡子

『のけもの』出演者紹介。第三段は、面倒くさいので劇団ケッペキ組をさっさと消化主人公である2人のうち「母」を演じる延命聡子さんを紹介します。

ナントカ世代の名が冠の付く公演で、彼女が出ていないのは「紙風船」を出品した小さなイベントのみ。その他は全部出ています。ので、もしかするとナントカ世代=延命聡子がひたすら喋る(偉そうに)、というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかも知れません。
(ただし、それは誤解で、作品中ヒロインの役どころであったにもかかわらず、「あ」という一言しか声を出さないという作品も過去にはありました)
写真は②『ミナモ世代』より)

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『のけもの』がロクデナシの母子の苦境をおもしろおかし哀しく描く作品であるというのは土肥希理子さんの紹介のときに触れたとおりです。ただし、母と子が揃ってロクデナシ、ということは、少なくともその2人の関係において、主な元凶はもちろん母
これまでのナントカ世代でのキャリアを上書きするような、ザ・ロクデナシ・オブ・ロクデナシを涼しい風情でやってのけつつ、理屈という武装を脱ぎ捨てた抜き身の刀のような、何とも言えない、いや、結局ロクデナシとしか言えない、作品の9割をその身体に写す、あるいは宿すような役どころ。

サッカー例えが続きますが、守備をしないFW(現代サッカーでやると干されるやつ)。つまりインザーギでしょうか。
土肥さんという、頼りになる(≒こき使える)後輩を得て、全体のバランスを見るというタスクを放棄した延命さんには、存分に作中で暴れていただきます。ただし、その他にも暴れん坊(真野絵里さん、松野香澄さん)がいるので、そこまで突飛な印象はないかとは思いますが。

見どころは、同じく中野劇団に所属する真野絵里さんとの掛け合いです。この2人、何度もナントカ世代でペアを組んでおり、よく(役の上で)ケンカをしますが、今回もやっぱりケンカします。稽古場で皆が身を乗り出して覗くシーンの楽しさを、共有いただきたいと存じます。

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本人コメント

眠たくて仕方がなければお眠りなさい。ただね、眠さに負けるようなものにあなたの貴重な時間を費やすのはもう止めなさい。つまり、価値のある仕事をしなさい。そして、寝るな。

※ 本人コメントはすべてナントカ世代による捏造です。

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公演情報はナントカ世代HPより。


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