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3/26 フジタの描いたセミラミス

おはようございます。
今日も雨、お出かけ予定がないことに感謝、感謝。
朝掃除の際、パソコン正面の絵を吉本由香利さんの版画から藤田嗣治の猫の絵に替えました。
この絵はキャットシッターを始めて3年目くらいのとき、じぶんへのご褒美として買ったものです。

銀座ボザールミューさんで購入

この猫はセミラミスという名で、王家の血筋をひいた雌猫です。
百花繚乱のフジタの猫の絵の中から1作品を選ぶのは楽し悩ましい過程でしたが、セミラミスは当時いっしょに暮らしていたモモにそっくりなのでした。
以来、この絵は30年以上ワタシの住空間を彩り続けてくれています。

アメリカ、ポートランドに世界最大の書店パウエルズがあります。
25年くらい前、ここに藤田嗣治の画集を探しに行きました。
そこで見つけたのが、右の「猫の本」、文字通り猫の絵だけの古本です。
広大な画集コーナー、脚立に乗ってフジタを探しまくって、やっと見つけた1冊。もちろん、このなかにセミラミスもいます。

左の画集は箱入り、厚さ5.8cm、
こちらは池袋の書店で当時3万円くらいで購入。

画集を見ていると、フジタにとって猫はすべて女性、そんな氣がします。
猫が女性なのか、女性が猫なのか、グルグル、グルグル。

パウエルズで買った猫の本、セミラミスの見開きページ

2冊とも日本語ではないので、スマホの翻訳機能を使いながらぼちぼち読んでいます。絵だけを眺めていても飽きませんけどね。

かつて猫の絵も本も相当量買いましたが、今手元に残っているのはそんなには多くない。なぜか手放せないものというのは意味があるんでしょうね。
その意味を解いていくのは面白いはず。
雨の日はこういうことをするのに最適なように思います。

ではでは今日もご機嫌元氣に参りましょう。

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