見出し画像

糸島ショローのお出かけ日記・唐津「近代図書館 はしもとみお展 いきものたちの詩」


流木ハンター、木の彫刻展に行く

きっかけは天ぷらチエだった。
彼女のごひいきの作家さんが唐津で展覧会をし、お仲間のミュージシャンたちとライブをするのだと。
その日はあいにく浜崎祇園祭で行けず、昨日唐津近代図書館内の展示会に足を運んだ。
お初の近代図書館、建物自体が醸し出す雰囲氣が素敵である。
こういう場のイベントはまず外れがない。猫楠舎と同じで、建物の意思が発動しているので、建物にそぐわないものは弾くのだ。

猫の作品が多いが、猫だけではないのがいい。
いきものたちへの思いがあふれている

毎日、海で流木を拾い集めている「流木おばさん」なので、こうした木の作品に親近感を抱く。「撫でてOK」作品もあって、もれなくナデナデした。
はしもとみおの木彫りは生きている。
だから、話しかける。
おばちゃんも小学生も変わりない。

質感にホレる

大きさと質感。
『なめとこ山の熊』をイメージしてしまった熊さん、犬も小十郎の犬のよう。

展示が作者を語る

はしもとみおファンの天ぷらチエから、「宮沢賢治がお好きだそうです」と聞いていた。ここ数年、宮沢賢治ににわかに目覚めたショローの琴線に響く作品たち。いきものたちと水平に生きるものの視点がある。

書棚の本にも興味津々。


いっしょに生きる


木の根っこだ!

まるで仏師のようではないか。
造るのではなく、掘り出す。
そこに自我はなく、ただミッションに導かれてノミをふるう人。

2度、3度と通いたい

ゆっくり見終わって、会期中にまた来るな、と感じた。
そんな吸引力のある展示だった。
帰宅後、我が猫たちがいっそう愛おしく思えた、そんなはしもとみお彫刻展。

ナデナデ、ナデナデ。
実物に会ってほしい。

おまけ:ランチはトラットリアレガーレ

天ぷらチエ情報でランチに行ったのは会場からも近いトラットリアレガーレ。パスタランチ1,100円。唐津産の野菜、食材を使ったお手頃価格の人氣店。

こころに栄養補給した後は、おなかにも美味しいもの。
さてさて、今度はどこに行こうかな。
続く

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?