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【アプリ版】Pio Script Generator

一番最初に書いた記事に添付していたエクセルをアプリ形式にしました。
PokerStarsやGG Pokerのハンド履歴を読み取り、ボードやスタックを反映したPioSOLVERで計算できるscriptファイルを作成します。

※script機能はPioのPro以上が必要です。

ダウンロード(2022/5/5更新)

下記記事が最新版となります。


使い方

フローはエクセル版とあまり変わりません。

①フォルダパスの設定

下記画像の枠内部分を設定します。UIはPioに似せました。

・TreeBuildingフォルダパス:
Pioで読み込むセッティングファイルを保存する場所です。Pioのデフォルトは C:\PioSOLVER\TreeBuilding です。

・Script保存先フォルダパス:
TreeBuildingの各ファイルを統合したScriptファイルを保存する場所です。

・cfr保存先フォルダパス:
計算したcfrファイルを保存する場所です。

・レンジフォルダパス:
レンジファイルの場所です。

レンジファイル/スタック区分/ポジション設定については下記記事の③を参照してください。設定しなくても最低限のscriptは作成出来ますが、レンジは手動設定が面倒なので設定を推奨します。

②ハンド履歴を読み込む

下記画像②の「TreeBuilding作成」ボタンからハンド履歴のテキストファイルを読み込みます。
終了後、読み取ったハンド数が「作成ファイル数」に表示されます。

③PioViewerを起動し、TreeBuildingファイルを再保存する

作成されたTreeBuildingファイルをPioでそれぞれ閲覧し、レンジ等が正しく設定されているか確認します。レンジが入っていないこともままあるので、その場合は手動で適当なレンジを設定します。
確認が終わったら、追加設定箇所が無くても必ず"save current parameters"で同一ファイルに上書きします。
※この作業によってscript用のコマンドがファイルに追加されます。


④scriptファイルの作成

下記画像③の「Script作成」ボタンをクリックすると、③で保存したファイルを統合したscript.txtがScript保存先フォルダパスの場所に生成されます。
PioViewerのTools→Load Scriptでこのファイルを指定することで計算を開始できます。

オプションについて

①レンジ設定の細分化
レンジファイルをテーブルサイズやスタックで分けたい場合は「プレイヤー数でフィルタ」「エフェクティブスタックでフィルタ」にチェックを入れて下さい。
チェックを入れない場合は「スタック区分」の設定は不要です。

②ベット回数毎のベッティングサイズプリセット設定
1bet~4betまで、計算に使うベッティングサイズを予め設定出来ます。
下記画像の赤枠内を設定し、save current parametersボタンでpresetフォルダ内にファイルを保存してください。

ファイル名は下記画像の「プリセット設定」で入力されている名前にしてください。 ※変更可。

例:BU_Raise_SB_Raise_BU_Callの場合、OOP Raiserの3betとして「3bet_OOP」のプリセットを読み込みます。

設定がない場合、作成されたTreeBuildingファイルのベットサイズ欄は空欄になります。


簡単ですが使い方は以上です。
質問やバグ等ありましたら@nanonium_pokerまでご連絡ください。

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