スタートアップ(1,2期生)応援団、始めます。

こんにちは。こざいです。

本日よりスタートアッププログラムを通過した1,2期生の応援団を始めます。

自己紹介

実は僕もスタートアッププログラムを通過した1期生です。社外のアントレプレナー講座などに参加し(参加していた背景については別記事にて)、新規事業に憧れを持っていました。

# もともと超奥手人間です

そんな時に社内公募の新規事業創出プログラムを開催するということを聞き、「絶対通過したい!」と思って応募し、ありがたいことに選んでもらうことが出来ました。「やっとやりたいことが出来る!運が向いてる!」と嬉しかったのを覚えています。

新規事業への挑戦、そして鬱へ

しかしそんな気分もそこまで。新規事業支援の社外メンター(業界で超有名です)に突っ込まれまくり、心が折れまくりました。以下はその一例です。

「誰のためにやるの?誰が本当にそれを必要としてるの?」「どうやってお金を儲けるの?」「君はミクロばっかり見てマクロが見えてないよ。ちゃんと行き来しないと」「君の考えていることなんて過去に100万人が考えてるよ」「でも実現できてないということは、何らかの問題があったから。どうやって突破するの?」「自分がやりたいだけなら自金でやんないと。会社のお金を使うなら、ぼろ儲けしないと」「君はニーズはあるって言うけど、ニーズはあるに決まってるよ。ないよりあったほうがいいんだから。問題はお金を払ってまで欲しいかどうかだよ」「仕事は人のためにするものだよ」

今となれば当たり前のことだと腹落ちしているのですが(成長しました)、当時は頭では分かった気がするものの結局理解できていませんでした。

# 今なら、仕事とは?と問われたら、「人のためにするもの」と心底即答できます(笑)
# 半沢直樹も言ってました。

今振り返ってみれば、考え方・熱意・能力諸々、相当甘く、まったく覚悟が足りなかったと思います。
しかし当時は頭はこんがらがり、動き方も分からなくなり、でも何か動かないとと思って動くと「努力の仕方が間違ってる」と言われ、さらに上司からのプレッシャーが追い打ちとなり、鬱になってしまいました。

# 鬱は誰でもなりえます
# 5ヶ月で7kg痩せました(今は戻りました)
# 健康管理室での面談で、ふいに号泣したことによりもうヤバい、と判断されました
# まだ頑張れる、大丈夫と思っていたら、何らかをきっかけに臨界点をこえ、一気に落ちます。
# 嫁にも、相当な心労をかけました

復帰へ

実際の休業期間は、1か月でした(医師からは3か月の休業診断出すよ、と言われていました)。こんなに早く復帰できたのは、同じスタートアップメンバーのSさん、Tさんのおかげです。感謝しかありません。

もうヤバいとなったとき、Tさんは「もう私が何とかするから、こざい君帰り」とかばってくれ、Sさんは心配して家の前まで送ってくれました。休むとなったときも、「後のことは何も心配しなくていいから、自分のことだけ考えて」と支えてくれました。

# 思い出して、泣きそうになりました

そのおかげで組織として早急な改善が打たれたこともあり、早く復帰することが出来ました。まだ体調は完全ではありませんが、あのままだったら正直どうなっていただろう、とぞっとします。

振り返って

復帰した時、ノートに書いていた言葉です。(文脈がおかしいところもありますが、そのまま書きます)

11/24
休業した。うつ病。Sさん、Tさんのおかげで早く対策してもらって回復。嫁にも相当な心労をかけた。
自分がなってみて、ようやくHさん(前の職場の先輩、鬱を発症)の気持ちが分かった。Hさんという心の支えがいなくなったこと、頭が全然回らなくなること、なってみないと気づけなかった。人の痛みが分かっていなかった。
あとSさん、Tさんのサポート。自分より6コ上なだけなのに、果たして自分は出来るだろうか。
優しい人になる。寄り添える人になる。
そして今回の恩をいつか返す。

今振り返ると、必要な人生経験だった(もう2度と嫌だけど)、と思うことが出来ます。当時は流れがよく、大抵のことが上手くいっていました。もし新規事業まで上手くいってたら、完全に調子に乗った上から目線のイヤな奴になっていたと思います。神様から「調子に乗るな」とくぎを刺されたのかもしれません。
そんなこんなで今年の第一目標は、「あたたかい人間になる」です。

現在

色々ありましたが、僕自身は未だにスタートアップに所属しています。僕自身の経験から、スタートアップ通過後のメンバーを支援する枠作りは出来ないだろうか、ということを考えています。

# 立派な感じで書きましたが、実際はグルグル回り続け、本質に迫れるような提案も出来ておらず、未だに誰の役にも立てていないので焦っています。

小さくても、まずはお世話になったSさん、Tさんのためになることに取り組めないだろうか、と思っていた時に、ある本の文面に出会いました。

起業は意志が10割(守屋 実)https://www.amazon.co.jp/dp/B093L72JP9/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

(抜粋)
■3つの切り離し、2つの機能、1人の戦士=大企業新規事業の失敗学
~(略)この学びの精度は、相当高い。
何を言っているかというと、「大企業の新規事業の失敗の99%は、この学びが当てはまる」からだ。
~(略)「2つの機能」とは、大企業の新規事業組織は、事業を立ち上げる機能よりもむしろ社内と戦う機能が必要だという視点である。
~(略)新規事業の現場で何が起こっているのか、本業のみんなに知ってもらい、力を貸してもらうための社内広報人材が必要だ。
~(略)戦いの結果から得た知見を、次に活かすための記録としての可視化、そして新規事業が生み出され続ける文化を作る必要がある。~(略)

ということで、この社内広報活動に取り組み始めます。Sさん、Tさんを隣で見てきたから書けることを記事にしていきます。Sさん、Tさんにも恩返し出来る機会だと思っています。
# お二人は、恩返しなんていいよ、と言われると思いますが

今回の締め、スタートアップの活動を記事にしていきます

新規事業って、キラキラしているように思ってませんか?
なんか一部の爆裂アカレンジャーの人がやってると思ってませんか?
それで、なんとなく距離を感じていませんか?

実際は、キラキラなんかしてません。泥臭く、大変なことばかりです。
悩み苦しみながら、もがいてます。「スタートアップに通ったら、充実するよ」なんて簡単にはお勧めできません。
助けてほしい、困ってるから手を差し伸べてほしい、が本音のところです。

これから、スタートアップの活動を赤裸々に綴っていきます。
これからの記事をきっかけに「こんなに苦労しているんだな。なにか出来ないかな。」「今は何もできないけど、今度会った時、声掛けてみよう。」と思っていただけると幸いです。
社内に応援してくれる人がいる、と分かるだけで、元気が出ます。

2週間に1回の頻度を目指して、記事にしていきます。
これから、よろしくお願いします。

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