見出し画像

私はマスクを、はずせない

2021年5月から備忘録に日記の記事を書き始めた。正直、自分でもこんなに長く続けられると思いもしなかった。
今年2023年の日記の書き始め時、ぼんやりと思ったこと。「これからは、ころなやわくちんの話題を極力書かない。なぜなら私が書いてて愉快でない話題だから。もう1つ、ネット情報からの事は自分が実際体験したり見てきたことではないので、その信憑性がわからない。信頼出来る一部の先生からは今まで大いに学ばせてもらった。そしてころなに限らず、自分とは無縁の物事について知らないで済ませられることはこれからは情報もなるべく断捨離したい。TVも家からなくなった。しかし何一つ困らない。喧しいマスメディアから離れ清々した。今後は信頼出来るインフルエンサーやお気に入りの癒される情報だけ、少し知れば十分だ」と。

しかし、ダブルワークの職場で陽性者が多発しフェイスシールド装着を求められたり、注射の後遺症が疑われるような複数のスタッフ仲間から急に体調が悪い話をされたり(本人は注射との因果など考えないからこちらも言わない)新年初っぱなからそんなことが複数あって、出来事の記録として書いてきた。やはりこんな時代に生きている以上、無縁ではいられないみたい 。マスクも然り。

仕事の帰り、デパートのバレンタインフェアへ。職場の義理チョコは数年前からやめているので、わんちゃん用の1個を求めて。自宅ではなく、職場近くの方へ行ったのだが信じられないくらいの物凄い数の人・人・人混み。平日の夕方でこれ。人気のお店のところには長蛇の列が出来ていて、女の子達が座り込んで並んでいる。私は来たことをすぐに後悔し「やっぱり帰ろう」となる。辺りが「うっ・・臭い」どこまで行ってもフロア全体、柔軟剤のきつい原液のような臭いがしてくる。電車に乗っても、人の多いデパート・スーパー等どこへ行っても、漂ってくる同じ臭いのもっとキツい凝縮バージョン。「無理だ・・・」鼻上までピッチリといつもの布マスクをかぶせ、なんとか臭いをかわしながら売り場を一周回るも、何も買わずに早足で退散する。目がしばしばと乾いてきて、舌までピリピリしてくるような感覚。
そこにいる誰しも臭いなんてこれっぽっちも感じていないようで、嬉々として楽しそうにチョコレートを選んでいる。おばちゃんからお姉さんから、皆とても元気そうに見える。なんとなくそれが悔しかった。貴女たち、なんでもないんだね。臭いなんか何も感じなくてすごく元気そうだね。
去年2022年2月、なすちんくんと一緒に同じ場所でチョコを選んだ時は、楽しくて1時間以上2人でチョコを見たり買ったりしたものだった。その時はこんな臭いなど、まるで感じなかった。人混みの臭いがこの半年くらい、特に辛い。この事をなすちんに話してもわかってくれない。「気にしすぎだよ。私は柔軟剤好きだけどなあ」と言われるだけ。人は自分が体験しないことはわからないのだ。

「北海道物産展があった時、ハッカ油を買っとけば良かった!」ハッカの事を思い出しネットで注文。ハッカ油は数年前から愛用している。
10代の頃から花粉症の私は、3~5月初旬くらいまで毎年マスクを装着する人生を送っている。ハッカ油は匂いがとてもきついので、一滴だけマスクの縁に垂らす。その一滴が救世主となりスーッと鼻が通り外気のあの柔軟剤臭も感じないはずだ。

今、マスクなしでいられるのは、自分の家と職場。いずれも大概1人の空間なので換気をして外のフレッシュな空気を取り込みながらなんとか快適に過ごせている。事務所のあるビル全体は既に薄らと例の臭いで覆われているから、お使い時で1歩外へ出る際はすぐマスク装着。人混みの駅へ行く時、電車に乗る時、買い物の為、スーパーやデパートへ行く時。私はくくっと鼻上までマスクをする。あの臭いを極力嗅ぎたくないので。直感的に悪いものの気がしているから。ああ・・・・・無臭の素晴らしさよ。臭いの悩みなんて、ほんの半年くらい前はほとんどなかったのに。

国は5月からころなを5類に移行、マスクは個人の判断に任せるんだとか。しつこくマスクお願いされてきた電車内放送もその頃から合わせて変わるのかな。
人からもらった手作りの布マスクを私は今後、人混みでは余計はずせなくなりそう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?