④ コーヒーマシンとウォーターサーバーの複合機
2018年10月、ネスレ日本とアクアクララ株式会社は、コーヒーマシンとウォーターサーバーの一体型マシン、「AQUA WITH」を発表した。
アクアクララ株式会社は、2005年2月の設立、「高純度デザインウォーター」の製造から販売、宅配までを一貫して行う宅配水事業をフランチャイズ展開している。
「高純度デザインウォーター」は、天然水ではなく、ＲＯ膜（Reverse Osmosis Membrane）、逆浸透膜によるろ過システムを使用した限りなく純粋に近い水、ピュアウォーターになる。カルキ臭や濁りなどはもちろんのこと、ウィルスなども含む1000万分の1mmまでの不純物を除去した軟水となる。
これまでアクアクララのお水とウォーターサーバーを利用してきたお客様からすると、一台のマシンで冷水と温水に加えて、コーヒーも楽しむことができるようになる。
別々のサーバーを利用していた時には、ウォーターサーバーからコーヒーマシンへと水を移し替えるという手間がかかっていた。あるいは、コーヒーには水道水を使うお客様もいたかもしれない。コーヒーによって、「高純度デザインウォーター」の消費量が増える効果も期待できる。
一方、ネスレのコーヒーマシンを利用してきたお客様にとっては、同じコーヒーであってもアクアクララのお水で淹れることによって、よりまろやかでやさしいコーヒー本来の味わいを楽しむことができるようになる。
ネスレ日本では、一体化による利便性もこの商品の魅力としている。
いままで手間になっていたコーヒーメーカーの水タンクへの補充が不要になり、キッチンから離れた場所にも置くことができます。
ハードウェアのデザインは、一体型というよりも、アクアクララの新しいウォーターサーバーの上部に、既存のネスレのコーヒーメーカーを設置する、複合型といったほうが正しい。
ネスレのコーヒーメーカーは、ソリュブルコーヒー「ネスカフェゴールドブレンド」用のバリスタと、カプセル式コーヒー「ネスカフェドルチェグスト」用のジェニオアイとの、２種類から選ぶことができる。
ネットでのお客様の評判をみると、「アクアクララのミネラルウォーターで淹れたコーヒーは美味しくなる」、「コーヒーマシンを給水する手間が省ける」がメリットです。コーヒーを淹れる「音はうるさい」という声もありますが、これは単体のコーヒーマシンでも同じ改善要望のようです。
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