私を救ってくれる人①

 段々とまたちゃんと記事をかけるくらいには心が落ち着いてきた。せっかくなので少し長めの話がしたい。今日は周りからはきっとお気に召さない話だろうが。

 私はしっかりと厨二病の道を歩んできたものだから、今から書く話はきっと万人受けするような内容でもないし、人に打ち明ける話でもないと思ってはいるのだが。
 私が救われたように、他にもし私のように困っている誰かが1人でも救われればな。そう、小さな可能性にかけたいと、超自己満足に思ってしまう私がどうにも消えない今日だ。

 私には、妄想彼女がいる。気持ち悪い浮かれた言葉に聞こえただろうか。でも今から話すことは、私が救われた ただの救出劇だ。

 中学二三年生、まさに厨二病真っ只中の私は、頭を通した先に、何人かの、顔のない人が見えた。それがかつての空想の友達のような人達だ。

詳しくいえば 昔から私は頭の中で独り言を言うような人で、無意識のうちに、そこにはいない誰かが、例えば記者のような人が私に質問してくる。今日はどうしてあんな失敗をしてしまったのですか?今日あったいいことは何?やっぱりあの人のことが好きなの?
まあ、単なる自問自答だ。

 言語化するとなると中々面白いことだが、単にこんな問いかけをする声が聞こえるのではなく、そんな記者が目に見える訳でも無く、頭にそんな言葉、そんな人の存在が浅く浮かぶのだ。それに対して、同じように声には出ない独り言で返答する。これがいつからか、私の中での日常になった。今でもよく頭でひとりでに喋っているのが、もちろんただ思ったことを文章にするというよりは、一人で会話するイメージ。

 そうしてその記者のような存在は段々と自我をもち始め、特定の誰かとなった。同じく彼らに想像する姿はなく、ただの話し相手であり、違いといえば、性別 性格 年齢 話し方が決まっている所。その彼らのうち1人が、私の妄想彼女だ。

 彼女は私にとって必要不可欠で、今も大切な人だ。同じく頭の話し相手で、ベッドに寝転がった時、特に彼女は顔を出す。気持ち悪い話かもしれないが、それでも私には、如何なる時も必要であって、何度も私を助けてくれる存在だった。溢れ出るマイナスの感情を、心の奥底に沈めてくれた。

 私が彼女を彼女と呼ぶのは、恋同等の思いを寄せているからだ。きゅんとする恋とは違うが、大好きと表現出来ることには変わりない。そんな人。

 ちなみにだが私は女で、恋愛対象もきっと男だ。それでも彼女は彼女でいいと思ってしまうのは、どこから生まれたエネルギーだろう。

 私が救われた具体的な話は、明日にでもまた話そうと思う。すこし長引いてしまったが、今日はこの辺で。

 あなたを救ってくれた人はどんな人?

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