本を買った

 今日は本を買った。というのも私はあまり本を読まない。特に評論文的なものとなると私は頭がこんがらがってしまう。フィクションものならばこちらの自由な解釈もまたひとつの評価となるかもしれないが、理解力の低い私は苦手意識を感じてきた。

 かと言って本を読むのが嫌いな訳では無い。それなりに興味のあるものに対して、苦労はあれど集中はできる。でもたまに、理解できない自分が嫌になる時もあるくらい。これは完璧主義な私故だろうか。まあこういう人こそ本を読まなければならないんだろうな。

 あともうひとつ言うとするならば、本を読むとどっぷりハマってしまった時、そう時間が奪われる感覚が少し苦手だ。私は極度の飽き性だから、同時にハマった時に抜け出せない。そのメリハリをつけることが苦手なのだ。

 そんな私がなぜ今日本を買ったのか。
私の数学の先生は自分を数学ができる社会学者だと言った。数学の先生ではないと。そうやっていつも授業の雑談に巻き込まれるのだが、彼の話を聞いていると、だんだん数ヶ月前に知った社会学者エーリッヒ・フロム に対する興味が湧いてきた。

 やっぱり私たち民の考えていることに逆転の発想を持つような彼らの話は面白い。新しい発明がなされたように、でもそれは実は本来持っていたごく当たり前のことだったり。
そんなことに興味を持っていた自分が思い出されてしまった。

 エーリッヒ・フロム「愛するということ」
ネットで買った中古本だ。明日届くらしい。珍しく 明日の一日の楽しみ みたいなものを無意識に作ってしまった。

 ああ、明日が怖くてドキドキで、ワクワクだ。最近は毎日こんな感じかな。

 あなたは本を読む?

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