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世界が広がるミニシアター系映画3選

 こんにちは。菜のはな書房です。
 今日紹介するのは、

「世界が広がるミニシアター系映画3選」🌏

 おすすめのさまざまなジャンルの映画を紹介します。

「父を探して」2013年 アレ・アヴレウ監督(ブラジル)

 父、母と幸せに暮らしていた少年。ある日、父は出稼ぎのため都市部へ旅立ってしまった。「お父さんを見つけて、一緒に家に帰る」ため、少年もまた家を飛び出す。そして、農村部と都市部の格差や軍需産業の現実を目の当たりにする。
 父が奏でるフルートの音色を思い出しながら、少年は世界を知り前へ進む。

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 クレヨンやコラージュの技法で作られた背景、簡素ながらも可愛らしいキャラクター、アニメートでの豊かなモーションが「少年が見る世界」を伝えている。挿入歌のサンバ調の楽曲がブラジルの風土を作りあげている。

「バンクシー・ダズ・ニューヨーク」2014年 クリス・モーカーベル監督(アメリカ)

 2013年10月、ニューヨークを巻き込んだBANKSYによる作品発表の全記録。ストリートとインターネットを駆使して1か月に渡って行われた奇想天外な「展覧会」の模様を追ったドキュメント。

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 スピード感あるドキュメント映画。作品を取り巻くニューヨークの人々の生の姿を見ることができる。その空気感すらも「作品」なのではないかと見間違うほど。

「牡蠣工場」2015年 想田和弘監督(日本・アメリカ)

 瀬戸内海の牡蠣の殻むき工場や牛窓という島の生活そのものを映した記録映画。フィクションではなく、人の暮らし向きにフォーカスした余韻の残る作品。

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 牛窓という地域の現実もそこでの暮らしも、すべてを特別なこととは扱わずに「見る」ために作られた映画。監督の一人称視点であるためそこに同一化して旅したような気分になれる。

 「世界が広がる」をテーマに技法もさまざまな映画を紹介してみました。気になった作品はぜひチェックしてみてください🌱

 次回の更新もお楽しみに!

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