息を止めた

時々死にたくてたまらない瞬間がある。

朝起きた瞬間。お風呂に入っている瞬間。大学に行く途中の電車。バイトに行く直前。バイトでちょっとしたミスをした時。レポートがうまく書けなかった時。夜眠りにつく前。人が死んだニュースを見かけた時。

誰かに生を強要された時。

死にたい。と言うと「なんで?」と、聞かれる。
私からすればその質問に対して「なんで?」と問いたい。

生きたい理由は聞かないくせに、死にたい理由はとことん聞きたがるのは、人を殺す理由は聞くけど人を殺さない理由は聞かないのと一緒だと最近気づいた。

人を殺すのは悪いことで、自分で死ぬのも悪いことだから。

「なんで生きていたいの?」

と聞くと、

「死ぬ理由がないから」

と答えられたことがある。

「なんだ、一緒じゃん。私もそうだよ。生きていく理由がないから死にたいんだよ」

なんて言えなくて、言ったって理解される気がしなくて、ただただ、「ふーん」の一言で流してしまった。

生きていくモチベがある人たちはすごいよ。ほんとに。

まあ私は死にはしないけど。
かといってここで生き続けていくのもしんどいよな。
早く寿命こないかなぁ。

幸せな家庭で育った人ほど「なんで死にたいの?」「親にもらった体なのに!」とかめちゃくちゃ言ってくる。

「その親が私のことを傷つけているんですが?」

とは言えない。言う勇気なんてないから。

一度壊れたものは必死に繋ぎ止めたってまた壊れる。脆いセロハンテープで貼り付けたってどうしようもない。

どうしようもないね。