【nanoha project.マガジン vol.14】
⚠️今回は音楽に一切関係のない話すぎるので無料となります。
みなさんこんにちは、イワブチコタロウです。
自粛ムードも解消に向かうこの頃、いかがお過ごしでしょうか。まだまだ油断はできませんが、少しずつ外出を楽しめるようになってきましたね。
先日なのぷろラジオでも少しお話しましたが、僕は緊急事態宣言解除後、頻繁にキャンプに行っておりました。おかげで肌が浅黒くなりました。人様に言えたもんじゃないですね。
さて、ということで今回は「コタロウ的キャンプのススメ」をテーマに記事を書こうと思います。音楽の話は一切しません(無慈悲)
内容としては、自分が感じるキャンプの楽しみを語りつつ、これからキャンプを初めてみようという方にとってちょっとした入口になればと思います。それではいきましょう!
①ソロキャンの衝撃
僕がキャンプに興味を持ったのは「水曜どうでしょう」という超有名ローカル番組内の「野営をしつつユーコン川をカヌーで下る」という企画がきっかけでした。しかし本格的に始めたのは「ゆるキャン△」という漫画の影響です。この漫画は「主人公の女子高生たちが、所属する野外活動サークルの活動としてゆるいキャンプをする」というだけの内容なのですが(失礼)、登場人物の1人である志摩リンという女の子は、黙々とソロキャンプに興じるのです。これが物凄くカッコよく見えたんです。
インドア派な僕にとって、キャンプとは「陽キャが集まってベルファイアとかを借りて行く性のプロレス」だという印象がありました。きっと連中はマリファナを吸っています。
しかし!所謂「ソロキャンプ」はそんな想像とは全くの別物でした。ザックひとつに必要な道具を詰め込み、人気のない山中や河原に居所を求め、自分で料理を作って自分で食べる——
さいとうたかをの「サバイバル」や浦沢直樹の「MASTERキートン」を愛読する自分にとって、ソロキャンプは「安全性の高いサバイバル」であり、ひいては「外で楽しむインドア」という最高のアクティビティとして映ったのです。
②キャンプギアの楽しみ
そんなこんなでキャンプに興味を持った僕は、早速ネットの海で色々と調べ始めました。場所、道具、マナー、何も知らない僕にとっては何もかもが新鮮でワクワクするものでした。特に、見たこともないキャンプ道具の数々はあっという間に僕を魅了してしまいました。僕が海だと思っていた場所は完全に「底無し沼」だったのです。楽器をやる奴は基本的に道具モノが大好きなんですよ(偏見)
一口に道具、言い換えればキャンプギアといっても多種多様です。テントや寝袋、イスやテーブルの他、調理器具やナイフなど本当にいろいろな物があります。ひとつひとつ取り上げるとキリがないので、これから始めてみようという方に向けてここで僕が使っているキャンプギアをざっとご紹介したいと思います。
○ザック
まず最初に、道具を詰め込んで運ぶためのザックです。比較的小さめで軽量、かつ収納力や拡張性のあるもの、という条件で選んだのがこれです。
外にいろいろぶら下がっていて全体像が見えませんが、だいたい50Lくらいの容量で、外側にフックやゴム紐で荷物をくくり付けられる場所がたくさんあるザックがソロキャンプには向いていると思います。
○テント
日帰りで楽しむ場合は必要ありませんが、泊まりとなると欲しいのはテントです。ソロキャンプでは何かと荷物が増えがちですし、テント内で過ごす時間もそれほどないのでやはり小型軽量なものがオススメです。
黄色いやつが僕のテント(意味深)です。ちょっとお高いやつですが、友達から破格で譲り受けて使っています。幅は200cm程度、奥行きも90cmほどなのでまさに1人用テントという感じです。収納時は25×14cm、重量1.4kgと圧巻の小型軽量っぷりがポイントです。
○タープ
テントの上に張ってあるのがタープというポリエステルの布です。今やキャンプ芸人としてサナギマンからイナズマンになったヒロシさんもご愛用のDDタープ(3m×3m)です。防水性・遮光性が高く、夏のキャンプでは大いに役立ちます。こちらも800g弱と軽くて最高。そしてタープを立てている銀のポールはアライテントのコンパクトポール(200cm)です。なんと収納時は50cmにまとまり、ジュラルミン製で驚異の270gと、小型軽量かつ強靭な憎いヤツです。
○チェア
テント前にある茶色いやつが見ての通り椅子です。キャンプチェア界で革命を起こしたヘリノックスというブランドのものを愛用しています。軽量な合金製の骨組みに座面の布を張る仕組みになっており、収納時はザック底面に括り付けてある袋に収まります。1万円強と少しお高いですが、正直Amazonで2,000円くらいの模倣品と大差はないです(断言)
○寝袋(シュラフ)
写真には写っていませんが、テント内に敷いてあります。夏場で、かつ高山地帯でない限りはAmazonで2,000円程度の化繊のもので十分だと思います。封筒型と呼ばれる四角い寝袋は、ファスナーを開けることで大きな敷布団になるので夏場のキャンプにおすすめです。寝袋の下には、ザックの底部、イスの下にマウントしてあるマットを敷いて寝ます。
○バーナー
調理用ガスバーナーです。カセットコンロで使うガスボンベがそのまま使えて、五徳が展開するので鍋などを乗せた時に安定します。イスの足元に転がっているのが見えるでしょうか。安心と信頼のイワタニ製ですが3,000円とお安く、これでお湯を沸かしてカップラーメンを食べるだけでもキャンプ感を十分に味わえます。最初に買うギアとしてめちゃくちゃオススメです。
○クッカー
鍋やフライパンなど、調理に使う入れ物系を総称してクッカーと呼びます。僕はお湯を沸かしたり煮物系を作る時には鍋型のもの、焼き物は最近流行りのホットサンドメーカーを使っています。
鍋型のやつはこんな感じ。取手を畳むと重ねて収納できて便利です。最近はこれでよくチリビーンズを作っています。
美味いんだこれが…ペンネを入れてもイケますが、分量をミスって無味のペンネをしこたま食うハメになりました。ペンネはクソ増えるから注意な。
ホットサンドメーカーはザックの手前にゴム紐で括り付けてあります。上下から鉄板で挟み込む仕組みになっており、両面をバランスよく焼けるようになっています。連結を外してフライパンとしても使えますし、あらゆる料理ができる素晴らしい道具です。
これはチーズタッサーモン(コタロウ命名)です。美味すぎて3時間気絶しました。
さて、これだけ揃えれば割とガッツリとキャンプを楽しめると思います。あとはランタンや食器類などが欲しいところですが、それぞれ焚火や紙皿で事足りるので必要を感じた時に揃えればよいでしょう。飲料はペットボトルで問題ないですしね。
〈おわりに〉
キャンプを始めてみよう。
僕と同じように、キャンプは大所帯で車に大荷物を載せて行くものだと思っている方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。もちろんそういうスタイルもありますが、普段使っているバッグにバーナーと鍋を入れて、河原でカップラーメンを食べるだけでも立派なキャンプだと思います。鳥のさえずりや川の流れる音、風の音や葉がこすれる音を聞きながら、外で本を読んだりYouTubeの動画を観たり…そんな時間は心の中の毒素を洗い出してくれます。この夏は人混みを避けて、近所の河原や山でソロキャンプなんていかがでしょうか。
〈補足〉
サナギマンとイナズマンのくだりは各自ググってください。
キャンプグッズの紹介動画はこちら→https://youtu.be/wx9mnpAdOJQ
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