味の素の冷凍餃子

味の素の冷凍餃子は冷凍餃子の定番でどこのスーパーでも売っており、今更紹介するまでもないのだが、いろいろよくできているので、何がどうよくできているのかだけ紹介したい。そもそも冷凍餃子を食べたいときはどのようなときかといえば、買物にも行かずその場で手っ取り早く食べたいときである。そのようなニーズを満たすべく、とにかく調理する人の負担が少ないように作られている。

まず、水と油が不要である。不要といっても餃子本体に水と油が内蔵されているだけであり、底部が氷になっている。氷が溶けるとべとべとになるので購入時には平らにしたまま素早く持ち帰ってすぐに冷凍庫に入れることが肝要である。これを火にかける前のフライパンに敷いて蓋をしてから中火で数分焼くだけである。底部が氷で膨らんでいるので、一般家庭によくある外径22cmのフライパンだと12個をきれいに敷ききれないが、気にせずにそのまま火にかければ氷が溶けて水分が蒸発するので、焼き上がる頃にはちゃんと外径22cmのフライパンに収まる。外径24cmのフライパンなら最初から問題なく敷き詰めることができる。蓋は耐熱ガラス製のものだと中の様子が見えて便利。蓋もフライパンのサイズに合わせたサイズものがあるのでフライパンのサイズを調べてそれに合ったものを購入すればよい。定番商品なので総合スーパーでもホームセンターでも売っている。

どのタイミングで焼き上がるのかを知るのは難しいが、羽付きなので羽がこんがりと焼けていれば完成である。テフロン加工等のこびりつかないタイプのフライパンならよく振ると餃子が離れてフライパンの上で滑る。直径20cmの皿を伏せてフライパンをひっくり返すと、羽を介して餃子同士がくっついているのできれいに皿に盛り付けることができる。羽がついていることにちゃんと意味がある。皿はフライパンよりも少し小さいものが扱いやすい。皿で餃子を抑え込んだ状態でひっくり返すことができるからである。フライパンよりも大きな皿だとひっくり返すのが難しい。

油不要の冷凍餃子は中に油がたっぷりと入っているので餃子を焼いた後にフライパンに大量の油が残って後始末に困るものだが、味の素の冷凍餃子は油不要の冷凍餃子にしてはフライパンに残る油が比較的少なめ。一部は羽に吸わせているのかもしれない。油の残ったフライパンで冷凍炒飯なり冷凍米粉なりを炒めて油を吸わせると後の洗い物が楽になる。どのみち冷凍餃子12個だけでは1食分に少し足りないので、もう一品くらいほしくなる。


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