機内でもぐもぐ

飛行機に乗っている間は他にすることがないし、飛行機に乗らない時間を有効活用したいので、国内線の飛行機に乗っている時間が昼食時間帯にかかるときには機内でもぐもぐすることがある。機内で飲み物を提供してくれるので一石二鳥である。

といっても機内、とりわけ普通席は狭いし、機内サービスの時間もそう長くはないので、機内でもぐもぐするのに適したものは限られる。

1.こぼれにくいもの

ぽろぽろとこぼれるようなものは機内には向かない。こぼせば機内が汚れるし、こぼすことを気にしながら食べるのも気分が良くない。

例えばおにぎりを持ち込む場合、コンビニによくある食べるときの海苔を巻くタイプは海苔のくずがこぼれやすいので避けている。最初から海苔を巻いているタイプも、海苔を巻いている場所とそうでない場所の境界でご飯がこぼれやすい。一番食べやすいのは意外にも海苔の無いタイプである。袋の上半分を開けて袋を持って露出した部分を食べると手を汚さずに食べられる。

カロリーメイトのような棒状の食べ物はかさばらない反面、とてもこぼれやすいので、機内には向かない。

2.臭いの出ないもの

狭い機内で周りに気兼ねするのは嫌なので臭いの出ないものを選ぶようにしている。空弁もそのような考え方で作られている。

3.箸が不要なもの

別に箸を使うことを避けているわけではないが、箸が必要なものはおかずの種類が多かったりして、普通の場で食べる分には結構なのだが狭い畿内で短時間に食べるのには向かない。

4.調味料が不要なもの

空弁では鯖の棒寿司をよく見かけるが、脂の乗った鯖の棒寿司を醤油無しで食べるのはつらいが、醤油をかけると飛び散るおそれがあるし、醤油の容器や袋の扱いが面倒で手が汚れるので避けている。

5.あまりゴミの出ないもの

弁当の空き箱がゴミになるとかさばるが、おにぎりやサンドイッチのように袋に入ったものは、食べ終えた後に袋を小さくまとめることができるのでゴミがかさばらない。

このようなことを考えながら選ぶと、結局おにぎりかサンドイッチに収斂してしまう。サンドイッチはレタスの入っているものはこぼれやすいので、カツサンドのようにパンと具とが密着しているものの方が食べやすい。

飛行機に乗る前に昼食時を迎える場合には、狭い機内で食べるくらいなら搭乗前に食べてしまう方が楽である。搭乗前にゴミも捨ててしまい、すっきりした状態で搭乗できる。空港には余裕を持って早めに到着することが望ましいので、特に保安検査場通過後に時間が余ってしまう。

羽田や千歳のように空弁の売り場が充実している所ならよいが、地方空港では昼食時であっても弁当を売っていない所が多い。幸い、そのような地方空港ではターミナルビル内にコンビニがある場合もあるので、保安検査場を通過する前にコンビニでおにぎりかサンドイッチを購入しておくと便利である。空港の店は目立つ所に空港利用客向けの高い店があり、目立たない所に空港就業者向けの安い店がある所が多い。出発エリアの2階よりも到着エリアの1階の方が安い店が多いように見える。

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