JAL国内線クラスJに乗ってみた(過去の記録)
2004年にJALにクラスJが設定されて以来ずっと興味があったのだが、どういうわけかなかなかJALの国内線に乗る機会がなかった。このたびやっとクラスJに乗る機会ができた。
【結論】
椅子が大きいだけで、優先搭乗も手荷物の優先扱いも無いのだが、移動時間の短い国内線であれこれ人的サービスをされても煩雑なだけなので、新幹線のグリーン車のような椅子が大きいだけのクラスがあるのは、普通席では窮屈に感じる人にとってはありがたい。
かつてスカイマークのA330にあったグリーンシートと同じようなものだが、グリーンシート無き今、一回り大きい椅子のみを提供しているのはJALのクラスJだけである。
【クラスJにあるものと無いもの】
《あるもの》
国際線プレミアムエコノミークラス相当の一回り大きい椅子と隣の座席との間隔
離着陸時でもくつろげる背もたれの傾斜角の大きさ
比較的静かで乗り心地の良い機内前方の座席配置
飲み物のメニューが普通席より若干多い
クラスJ料金を除外して発行できる領収書
おじさんばかりの客室
普通席よりも常連客に愛想の良い客室乗務員
《無いもの》
保安検査場での優先扱い
優先搭乗
機内での上着の預かり
手荷物の優先扱い
座席の電源
普通席に1000円プラスするだけなので人的サービスには最初から期待していないし、むしろ人的サービスはもっと減らしてもよいと思っているくらいだが、手荷物の優先扱いは単に優先順位だけの問題で追加的な費用がかからないので、実施してほしい。せっかく前方の席に乗って到着時にいち早く降りられるのに、バゲッジクレームで最後まで待たされるのは時間がもったいない。
一方、JALならではの気の利いたサービスは、クラスJ料金を除外した金額で領収書を発行できることである。差額を自腹で追加すれば誰でも一回り大きな椅子に座れるというのは普通席で出張する身分の人にとってはとても重要なことであり、これはANAには無いものである。