Lerning by Doing リカレントの可能性
市役所をハックする!シーズン2「世界の市役所をハックする!」
6ヶ月限定の「世界の市役所をハックする!(モリゼミ)」がスタートして折り返しの3ヶ月が経過しました。4カ国「デンマーク」「エストニア」「台湾」「オランダ」でチームを組み、それぞれ文献調査、リサーチクエスチョンの設定、仮説立てを実施し、7月19日(日)午前9時からプレゼン発表しました。
そもそも、「モリゼミ」は3ヶ月前に、ビジョン・ミッションを明確に決めてスタートしたものではなく、オンラインイベントを実施してみたら思いのほか人数が集まり(90名以上)、みなさんの関心の高さ、実際にテーマを決めてゼミ形式でやってみたらあっというまに20名が集まり、「まずは走りながら考えてみよう」とスタートしました。
わたし個人としてのリカレント教育
個人的には、2018年に経済産業省の「未来の教室・EdTech研究会」の100人ワークショップのメンバーとして呼んでいただいた際に「リカレント教育」グループに参加しました。塩尻市が2016年から実施している「MICHIKARAー地方創生協働リーダーシッププログラム」で行っている「地域の課題設定」「正解のない課題に向き合う」「官民連携による社会実装」の実体験が、地方自治体職員や首都圏大企業社員のリカレント教育としての可能性があるのでは、ということで100人ワークショップに呼んでいただきました。
また、2019年1月からは、NPO法人ミラツクと経済産業省と一緒に「リビングラボ」研究にも関わらせていただき、そのときにモリゼミの森くんとも出逢い一緒に仕事をするようになりました。
20歳下から学び、大人が共に学び合い、実践する
今回のモリゼミは、個人的には、「リカレント教育」の可能性と、「リバースメンター(逆メンター制度:部下が上司に助言する逆方向の支援活動のしくみ)」の実践だなーと思って、「モリゼミ」の設計や運営に挑戦させていただいています。地域課題を自ら解決する人、その人が活躍・挑戦できる場所をどう政策や仕組み化するかを塩尻市の地方創生推進課で担当していますが、未来を考えるにあたり「自分はもう45才か」という感覚もあり、「自分が20代のころに40後半のおじさんの話に耳を傾けたか、未来の可能性を感じていたか」と自問するようになってきました。
そういった意味で、モリゼミの森くん(奇跡の25歳)から学び、その学び合いに官民を問わず大人があつまって調査研究してきたこの3ヶ月は「リカレント教育」だなーと感じています。
残り3ヶ月となり、この学びを「どう社会に実装していくか」も同時に考えて、挑戦していきたいです。モリゼミメンバーのみなさん、引き続きよろしくお願いします。
*写真は、NPO法人ミラツクの研究員・スタッフが読むべき本のうち、私がモリゼミに参加するに選書して読んでいる本です。こういう本自体、普段の生活や仕事では選ばないので、こういった新しい本との出逢いもとっても嬉しいです。
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