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腎生検を受けてきた

2024/11/18から1週間、腎生検のために入院をしてきたのでその時の体験を全て記録として書いておきます。
これから腎生検を受ける方にとって、どんなものなのかを伝えられればと思います。



忙しい人のための、腎生検で辛い部分まとめ

  1. 腎生検の麻酔

  2. 圧迫止血の10分間

  3. 腎生検後の24時間安静

詳しくは↓本編へ

腎生検を受けることになった経緯

2年前から尿検査で潜血と蛋白が少し混ざっている状態が続いていました。
むくみなどの自覚症状は全くなく、日常生活に支障はありません。
「これだろう」という予測が立てられない状態だったので、原因を探るために腎生検をすることにしました。

医師と相談し、以下の理由から腎生検を受けることを決意

  • もし病気があれば、早期発見・早期治療ができる

  • 異常がなければ、その後の生活に安心して取り組める

検査スケジュール

入院のスケジュール

入院1日目

  • 午後:入院手続き、事前検査、看護師からの説明

  • 夜:通常通り食事可

入院2日目(検査当日)

  • 朝:通常通り食事可

  • 午前(10:30頃):検査

  • お昼:絶食

  • 午後:安静時間

  • 夜:食事再開

入院3日目 ~ 退院日

  • 安静にしつつ通常通りに生活可能

退院後のスケジュール

検査結果の報告は12/27ということになりました。
退院後約一ヶ月後に検査結果が出るようです。

入院生活の記録

入院前

準備

腎生検では、大きく息を吸った後に10秒程度息を止める必要があります。
これは、呼吸をしていると腎臓が動いてしまうため、しっかりとめる練習をしておくと良さそうでした。

持ち物や準備したもの

  • スマホ

  • PC

    • 術後退院まで暇なので持って行きました

  • スマホとPCの充電器

  • 延長コード

    • ベットの上でスマホなど充電するのに延長コードがあると便利でした

  • ファイル

    • 書類を結構もらうので、ファイルがあると便利です

  • 下着

  • 靴下

  • シューズ

    • クロックスなどはNGでした

    • 別のシューズを持っていくよりは、スリッポンみたいなものを履いて行ってそのままその靴を使用するのが楽かなと思います

以下は、病院で借りました

  • ティッシュ

  • 歯ブラシと歯磨き粉

  • シャンプー、ボディソープ

  • フェイスタオルとバスタオル

  • パジャマ

延長コードはAnker Nano Charging Stationがおすすめです!
コンセントを2つとUSB Type-Aが2つ、USB Type-Cが2つ付いているので、これ1つでスマホやPCなどの必要な充電はカバーできます

入院1日目

事前検査で下記を行いました

  • 採血

  • 胸部レントゲン

  • 心電図

その後、看護師さんから入院についての説明と医師から腎生検の説明を受けてこの日は終わりです。

入院2日目(検査当日)

朝ごはんを食べた後に、尿道カテーテルと点滴の針(ルートとか言ってた)を刺しました。
尿道カテーテルを入れる前にトイレも済ませておきましょう。

尿道カテーテルを入れる

序盤は気持ち悪い感覚で、結構平気かなと思っていました。
進んで行くと、熱いものが進んでいくような感覚になり、痛いというかとにかく熱い何かが入っていく感じがしました。
最後、固定されて完了です。

入れた後は、ポジションによって痛い感覚がありましたが、できるだけ動かさなければ何も感じなくなって行きました。
慣れですかね。

点滴の針(ルート)

通常の針よりも少し太いものを使用します。
通常の注射よりは痛いですが、血管が細い場合を除いてはすぐ終わると思います。

腎生検を行う

全ての準備が整ったら、腎生検を行います。
自分が使ってた病室のベットが手術室?(普通の部屋みたいだった)に持ってこられてその上で行います。

1. エコー

まず初めに、エコーで腎臓の位置を把握して行きます。
この時にも、息を吸って→止めてを指示されるので、しっかり止めて行きます。
腎臓の場所が大体わかったら次は麻酔です。

2. 麻酔

腎生検の手術の中で、一番痛い部分です。
当たり前ですが、麻酔が効いていない中で刺していくので一番痛いです。

ただし、歯を食いしばって十数秒耐えれば終わります。

3. 腎臓の一部をとる

麻酔も効いているので特に痛くもなんともないです。
採取時にバチンッという音が聞こえますが、びっくりしないように注意です。
手術前に一度、聞かせてもらうことをお勧めしますが、びっくりしやすい人でない限り特に問題ないでしょう。

自分の場合、うまく呼吸が止められていなかったのか3回ほど採取されましたが、
先生頑張れって応援できるくらいには痛みも何もなかったです。

4. 圧迫止血

腎臓は血管の塊なので、しっかりと圧迫止血を行います。
この時、10分ほどかなりの力で圧迫されます。
最初は背骨が伸びてる感あって、マッサージ気分でしたが流石に5分経過後くらいには気持ち悪くなってしまいました。
圧迫中に血圧を測定されるのですが、ちょっと高めになっていました。

5. 血栓などの確認

最後に、エコーで血栓の確認をして完了です。
小さい血栓はできてたみたいですが、通常とのことでした。

6. 全ての力を抜いて、医師と看護師によって仰向けにされる

全ての力を抜いたまま、仰向けにされます。
意識して力を抜くのは、意外と難しいです。
移動される時に、今の状態を想像すると笑ってしまいそうになるので注意です。

病室に戻り、絶対安静

仰向けにされたら、そのままベッドを病室まで移動させられて終わりです。
この時、延長ケーブルやスマホなどを看護師の方に再度セットしてもらい完了です。

ここからが最大の地獄です。
頭と腕、足の先以外は動かさずに24時間の安静を行います。
膝を曲げるのもアウトです。
少し試してもらうと分かるのですが、すぐに限界が来ます。

6時間の安静後、横になっても良いと言われますが、看護師を呼んで転がしてもらいます。
横になれば少しはマシだと感じると思いますが、膝を曲げてはいけないので、これはこれでまたきついです。

3時間に一度は横になるかこのまま仰向けがいいのかを天秤にかけて、すごく悩むことになります。
横になったとしてもきついので、また看護師さんを呼ぶか悩むという葛藤を繰り返していました。

完全に睡眠不足です。

夜ご飯が出るけど、絶対安静

ご飯はおにぎりにしてくれていたので、横になったまま食べることができました。
普通に味噌汁とか出ますが、あれは飲める人いるのでしょうか?

この時、出来るだけ食べておくといいです。
夜中に空腹なのか傷口が痛いのかよくわからなくなります。

入院3日目(術後1日目)

朝8時くらいに担当医が来て、安静解除になりました。
自分の場合は、運良く早めの解除になりました。

すぐに膝を立てて、膝を立てられることに最大の感謝をしました。

1. 尿道カテーテルと点滴の針(ルート)からの解放

解除されると、看護師さんたちがきて尿道カテーテルと針を抜かれます。
尿道カテーテルは抜いてる時も熱い感じでした。
その後のトイレは少し痛いですが、2回目以降は痛みもなくなります。

2. 朝ごはん

全てから解放されると、朝ごはんが出てきます。
お腹が空いてたので、楽しみにしていましたが、自分の嫌いなものばかり出て絶望しました。
ここからは出来るだけベットで安静にしつつ、過ごします。

入院4日目(術後2日目)

この日から重いものを持ったり腰を捻ったりなどはできませんが、普通に生活することができました。
シャワーなどは浴びれませんが、自分が入院した病院では洗髪用の洗面台があったのでそこで髪の毛だけ洗いました。

食事などは通常通りです。

入院5日目(術後3日目) ~ 退院まで

5日目以降も、重いものを持ったり腰を捻ったりなどはできませんが通常通りの生活ができます。

術後2週間〜1ヶ月

2週間は重いものを持ったり腰を捻ったりなどはしないようにと言われました。
できたら1ヶ月ほどは控えたほうがいいらしいです。

まとめ

腎生検自体は特に辛くなかったですが、その後の安静が一番きつかったです。
また、入院も翌日から退院という病院もあるらしいので、病院の方針によって変わるみたいですね。

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