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いつか、天国よりもマシな場所で

13年間、一緒に過ごしてきた大好きな家族が天使になった。

もう長くないかも、そう分かってても一日でも多く一緒にいたくてもしかしたら少し無理をさせちゃってたかな。
最期、苦しくなかったかな。
元気が無くなってからも、私が帰ると後ろ足を引きずって歩いて玄関まで迎えに来てくれたの、すごい嬉しかったよ。
毎日頑張ってご飯食べてえらかったね。
最期まで自分でトイレも行けてえらかったね。
あなたは本当に賢い子、世界で一番賢くて可愛い子。
真っ白な身体と黒い右耳、茶色い左耳、背中のハートみたいな柄、ちょっと高い鳴き声も、全部が可愛い。愛おしい。
本当に大好きだったよ。

人生の半分は一緒にいたから、あの子がいない生活がまだ想像できない。想像したくもない。
トイレも、おやつも、ベッドも、全部そのままで片付けられない。
18時を過ぎると、ご飯あげてない!って焦ってしまう、そしてまた悲しくなる。
無意識に探してしまう。
あの日、何かの間違いだろと思って身体を触ってみたけどやっぱり冷たくて、肉球もだんだん白くなってきてて、つらくて、余計に涙が止まらなくなったのをまだ忘れられない。
いつかこういう日が来るって分かっててもやっぱりつらい、悲しい、つらい。

あの日から、何をしてても気を抜くと涙が出てしまう。
野良猫を見ただけで泣いてしまう。
いつも会うと寄ってきてくれる近所の野良猫にも挨拶が出来なくなっちゃった、ごめんね。
私の一番はやっぱりあの子だったの。
つらい、会いたい。

幸せだったかな、いっぱい愛せてあげてたかな。
私はあなたが家に来てくれた日からずっと幸せだった。
いっぱい愛をもらった。
どんなに噛まれても、引っ掻かれて怪我をしても、部屋を荒らされても、やっぱり可愛くて大好きで仕方なかった。
うちの子になってくれてありがとうね。
これからもずっとずっと大好きだよ、愛してるよ。
私はもうちょっとだけこっちで頑張ると思うから、そっちでおじいちゃんと一緒に見守っててね。
私がそっちに行ったら、また腕を貸すから一緒に寝よう。ママに内緒で一緒に鮭を食べよう。

生まれ変わってもまた家族になろうね。
家族でいさせてね。
13年間、いっぱいの愛をありがとう。

またね。

2024.6.22

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