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先輩のマネして人生で初めて買ったCD 憧れるって素晴らしい

今から32年前の夏、当時ぼくは、中学3年生だった。
学校が終わると家ではテレビゲームに夢中。
芸能人のことも、流行りも知らない、服にも音楽にも興味がなかった。
興味があるのはテレビゲームとマンガだけ。

しかし、ある時、仲の良い先輩(当時高校生)が円盤みたいな製品にイヤホンを刺し、そこに小さなキラキラのレコードのような物をセットしている。何かを聴いているようだ。
イヤホンを渡され耳にあてると、そこから音楽が流れていた。

流れる音楽は何でもよかった。ただただ、キラキラのレコードを円盤製品にセットして音楽を聴いている先輩がかっこよくみえた。大人にみえた。
ぼくは憧れた。

キラキラのレコードはCDと言われるもので、円盤みたいな製品はポータブルCDプレイヤーだった。
もう、だいぶ前にCDはあったに、ぼくが知らなかっただけ
すぐに、とっておいたお年玉で買いに出かけた。

CDは先輩が聴いてた2枚と全く同じものを購入。
シングルCDと呼ばれるものだった。

32年前に購入。なぜかまだ手放せない

CHAGE and ASKAのSAY YESはドラマ「101回目のプロポーズ」の主題歌。
TUBEのさよならイエスタデイは歌詞の刺激が強く、聴いているだけで大人になったつもりになった。

先輩が聴いていた曲を新しいCDプレイヤーで流し、憧れが叶った瞬間。
とても自分が好きになり、幸せな気分になる。

今はもう大人を過ぎておじさんだけど、まだまだ憧れる人がいて、近づきたいと思っている。
中学生の頃のように買えば手に入り、すぐに近づくものではないけれど…

あの頃のように

憧れに向かって走り出せ!



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