ここで飲む幸せ

いつからお酒を飲み始めておいしいものだと思い始めたかというと、私は大学生時代です。当時所属していたサッカー同好会は理由はわかりませんが、決まって麒麟一番搾りが指定のビールでした。その分思い入れも深いですが、すべてがいい思い出ではありません。初めてビールを飲んだ際は『不味い!大人はみんな無理して飲んでいるに違いない!強がっているんだ!』と思ってしまうほど口に合わなかったのを今でも覚えています。

はじめは、そんな調子でも徐々に慣れるもので私の同期もみんなビール党にになりました。そして、古い考えかもしれませんが一緒にお酒を飲んだ人とはすぐに打ち解けて仲良くなれました。いわゆる【飲みにケーション】です。こんな時代ですのでなかなか出来ませんが普段はあまり仲良くない人とでもいっしょにお酒を飲めば仲良くなれました。

私の大学時代はサークルとバイトばかりの日々でした。どこにでもいる大学生でした。どこにでもいる大学生だったから分かるのですが、サークルの友人、バイト先の友人とお酒を飲み、楽しくなって『もう一軒行こう!』と店を出て繁華街を大きな声でふざけながら歩くのは何歳になっても楽しかった思い出です。私のようなどこにでもいる大学生にとって居酒屋はただのお酒を飲みに行く場所ではなく友人を作り、友情を深めて、思い出を刻む場だと思います。飲みながら大声で騒いでその場の2時間は30分にも満たないような体感で過ぎていく最高の場です。

#ここで飲むしあわせ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?