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怖い?当たり前?「家族は自我の延長」について・1


私は勝手にΩ団という活動をしているのだ。


Ωは「オメガ」と読みます。オメーが!とかかってるのです。


タイトルはこの記事からです。


この連載終わってから書こうと思って、ツイートにメモを書いたんだけどね。

このツイートは続くんだけど。その夜、私は夢を見た。この件について自分が思うことを書いてあるnoteを読むという夢を。夢なのに内容を割とはっきり覚えていたのだな。「家族は自我の延長」という言葉に対して、「自我」や「家族」の定義を解説し、自他境界の認識の発達段階を例示していたよ。あーらびっくり。きっと長くなるからシリーズ化すると思うのだけど、Ω団結成メンバーが「書きなさい」と連呼してくれた(^◇^)Ω団は「自他境界を考える」のだから当然なのだ。「家族間の自他境界」は重要過ぎる「Ω団案件」だからな。


「家族は自我の延長」という言葉に対して

1・「自我の延長に使われることに対して、思い出すなり想像するなりして恐怖を感じる一群」と

2・「家族を自我の一部とするのは人間の成長を考えて当然ではないかとする一群」と、

3・「家族に対して滅私奉公してるのに、批判されてしまう中年男性への同情の一群」を、私はTwitter上で確認した。

この「分岐」はどこから生じるのか?「自他境界って言うけど、自と他ってどうなってんの?」から、始めたい。


「自我」とは何か?何を指して自我と呼んでいるのか、実はイメージは人それぞれ、ではあるのだ。哲学界、心理学界、精神分析界、一般用語の範囲、等々、個人方言としての使われ方は相当に幅広い。「私って何?」と混同されているしね。

率直に言って「哲学項目の自我は、何言ってるか全然わからん」なんですけどね、私は(^◇^)どうやらドイツ哲学にフィヒテさんという人がいたっぽい。「初期フィヒテの知識学においては、自我は知的直観の自己定立作用 (独: Selbstsetzung) であり、哲学の原理であるとともに唯一の対象である。」だそうだ。なるほど、わからん(^◇^)今の私には、ね!!

多分、現代の「自我」への一般的イメージを考えるなら、フロイトの精神分析学的「自我」の方が影響は「強い」っぽい。

ここですね。引用しときます。

【「意識する私」という概念は、精神分析学においては「自己もしくは自己イメージ」として明確に区別されている。日本語においての自我という言葉は、一般的には「私」と同意に受け取られやすいが、それは日常語の範囲で使用する場合にのみ当てはまる。】

フロイト的精神分析学では

【1923年以後、心的構造論と呼ばれる新たな理論を語るようになってから、自我という概念は「意識と前意識、それに無意識的防衛を含む心の構造」を指す言葉として明確化された。】

【自我は意識とは異なるもので、飽くまでも心の機能や構造から定義された概念である。有名なフロイトの格言としては「自我はそれ自体、意識されない」という発言がある。自我の大部分は機能や構造によって把握されており、自我が最も頻繁に行う活動の一つとして防衛が挙げられるが、この防衛は人間にとってほとんどが無意識的である。よって「自我=意識」と考えるのには注意しなくてはならない。】


「何を指して、自我と呼んでるのか?」は実は相当に幅が広いのだ。アイデンティティー、パーソナリティ、仏教用語、各界隈に類似用語も多いし、混同もされている。「あなたの使う自我は、どこから?」「自分はフロイトからっす!」的な確認を取らないと「自我」で何を指し示そうとしているのか決まらないんじゃない?ぐらい、あるのではないかというのをまず先に言っておきたい。私がこれから書こうとしているのは「完全に、私の個人方言による、個人理解としての、Ω団員向けの解説」だから、である。

この記事のトップに置く画像を「家族」というワードで検索したものから選んでみた。「足の親指はノーダメージで、タンスの角に小指をぶつけた時、親指は小指の痛みを無視するかどうか」のイメージで「自我の延長と言われて感じる恐怖」を解説していきたいと考えている。


「自我」「自分」「自他境界」等々で語られる「自分って何?」「私ってどこからどこまで?」「自分は自分を自分と思うが、他人にも自分を自分と思う自分がいるの理解は、どんな風に育つんだ?」の話は、言葉の定義が揃ってないよ?想定から始めないと、迷走する。それはたくさん経験してきたからね!!そうなるとね、あっちこっちに広がって、繋がりが見えなくなったり見えたりしながら「展開していくしかない」になるんだよね。

次回は「自分と他人と他者の違い」について。

自分が家族だと思ってる人から「あんたは、所詮他人」と言われたら、悲しいか否かの「感じ方と言葉の定義の違い」について。

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