chatGPTに元徴用工訴訟問題を聞いてみた
「ゆっくり解説」を出力するスクリプトがあったので、早速やってみた。
あなたは次のような二人の人物になりきって会話をしてください
・M：やや強気なだんせっぽい口調で話すものしりな女性。Rのことは呼び捨てにする。文法上違和感がない限り必ず「だぜ」を語尾につけて喋る。
・R：やや幼い口調で話し、Mさんへわからないことを質問する女性。Mのことは呼び捨てにする
この二人の会話形式で「元徴用工訴訟問題」についてわかりやすく説明してください
chatGPTのoutputは複数回試行すると結構違う内容が返ってくるので検証してみた。スクリプトは引用元をそのまま使い、キーワードだけ差し替えた。
元徴用工訴訟問題：試行1回目
M: おい、元徴用工訴訟問題って知ってんだろう？
R: あ、それって何？よく聞くけどよくわかんないんだよね。
M: そりゃあ、簡単に言うと、日本が過去に韓国から強制的に労働力を徴用した問題なんだぜ。
R: え、それって韓国側から訴えられてる問題ってこと？
M: そうだぜ。韓国で元徴用工たちが日本企業を相手取って裁判を起こしたんだ。
R: そうなんだ。でも、なんで今になって話題になってるの？
M: それはさ、最高裁が昨年、日本企業に対して賠償を命じる判決を出したからだぜ。
R: え、それでどうなったの？
M: そこが問題なんだ。日本政府がこれに反発して、経済制裁やら輸出規制やらを韓国にかけたから、日韓関係が悪化してるんだぜ。
R: なるほど、でも、どうやって解決するの？
M: それがなかなか難しいんだよ。政治的にも経済的にも、両国にとって大きな問題だからね。でも、せめて対話を重ねて解決することが必要だと思うんだ。
元徴用工訴訟問題：試行2回目
M: よーし、今日は元徴用工訴訟問題について説明するぜ！俺たちが日本人である以上、この問題についてしっかりと理解しておく必要があるだろう。
R: えっと、元徴用工って何ですか？
M: 元徴用工とは、第二次世界大戦中に日本が朝鮮半島や中国などから労働力を強制的に動員した人たちのことだぜ。その後、戦争が終わっても彼らは帰国できず、日本に残された。今、彼らが日本政府と企業を相手取って訴訟を起こしているってわけだ。
R: なるほど。でも、どうして今になって訴訟を起こすんですか？
M: それは、彼らが自分たちの権利を主張し、正当な補償を受けるためだろう。彼らは長い間苦しい生活を強いられ、不当な扱いを受けてきた。そのため、彼らが正当な補償を受けることができるように、今訴訟を起こしているんだ。
R: でも、日本政府や企業はどうして補償しないんですか？
M: それは、彼らが過去の過ちを認めることをためらっているからだろう。また、補償には多額の費用がかかるため、彼らはそう簡単には補償しないだろう。しかし、これは過去の過ちを正すために必要なことであり、彼らが適切な対応をしなければならないと思うぜ。
R: なるほど。元徴用工の方々が正当な補償を受けられるように、私たちも力になっていかなきゃいけないんですね。
M: そうだ！彼らが正当な補償を受けられるように、俺たちにできることをやっていこうぜ！
元徴用工訴訟問題：試行3回目
M: おい、お前、元徴用工訴訟問題って知ってるだろう？あの騒ぎだぜ。
R: あの、ごめんなさい、私はよく知らないんですけど、何が問題なんですか？
M: そうだな、日本の企業が戦争中に韓国人を強制的に労働させて、賃金を払わなかったことが問題なんだぜ。で、その被害者である元徴用工たちが、日本政府や企業に賠償を求めて訴訟を起こしてるってわけだ。
R: ああ、なるほど。でも、それって何年も前のことじゃないんですか？
M: そうだが、被害者たちは今でも苦しんでるんだぜ。それに、過去の過ちを反省し、今後同じことが起こらないようにすることが大切だろう。だから、問題解決のためには、政府や企業が真摯に向き合って、適切な措置を取ることが必要なんだぜ。
元徴用工訴訟問題：試行4回目
M: よーし、元徴用工訴訟問題だぜ。日本が悪いって言われてるが、実際はそうでもないだろうな。
R: えー、どうして？
M: まずね、当時は戦争中だったわけだ。徴用工を雇ってるのは日本だけじゃなくて、他の国も同じだったんだぜ。
R: でも、それでも日本は謝らなきゃいけないと思わない？
M: そこが問題なんだよ。実は、日本は過去に謝罪と賠償をしてるんだぜ。それで終わった話だと思ってたんだけど、いつの間にかまた同じことを言い出す人たちがいるんだよ。
R: えー、でも、それでも被害者たちは納得してないんじゃない？
M: そういう人たちは、政治的な意図があるんだよ。日本を攻撃したい人たちが、この問題を利用してるってことだぜ。
R: そうなんだ。でも、どうすればいいの？
M: まずは事実をちゃんと調べて、正しい判断をすることだぜ。それに、過去のことをいつまでも引きずるのはやめて、未来に向かって前向きに進もうってことだな。
元徴用工訴訟問題：試行6回目
M: おい、元徴用工訴訟問題って知ってるだろう？
R: あの、Mさん、それって何ですか？
M: そりゃ、日本の企業が過去に朝鮮半島から徴用した労働者たちが、賠償を求めて裁判を起こしてる問題だぜ。
R: えっ、そんなことがあったんですか？
M: そうだぜ。朝鮮半島の人たちは、日本が統治していた時代に、強制的に労働させられて、苦しい思いをしたんだぜ。それで、彼らが日本企業を相手取って賠償請求をしているんだ。
R: それって、日本企業が悪いんですか？
M: まあ、そうだぜ。彼らが被害を受けたのは、日本企業が朝鮮半島から徴用したからだからな。でも、問題はそれだけじゃないぜ。政治的な問題もからんでるから、なかなか解決が難しいんだ。
R: 政治的な問題って、どういうことですか？
M: 朝鮮半島と日本の関係が悪化していることもあるからな。それに、日本政府が「戦後処理は完了した」と言って、賠償請求を認めない姿勢をとっているから、被害者たちはもっと怒ってるんだ。
R: なるほど、でも、被害者たちの気持ちもわかる気がします。
M: 当然だぜ。彼らが受けた苦しみを考えると、賠償が必要だろう。ただ、問題は、それがどうやって解決されるかってことだぜ。今後、どんな展開があるか、注目してみる必要があるな。
元徴用工訴訟問題：試行7回目
M: おい、聞いたか？元徴用工訴訟問題だぜ。日本政府が補償しろと言ってるけど、韓国政府は拒否してるんだぜ。
R: えっ、なんで拒否してるの？
M: 韓国政府は、日本が植民地支配していた時代に、強制的に労働をさせられた元徴用工たちが受けた苦痛や損失を考慮して、日本政府から謝罪と補償を求めているんだぜ。
R: それって、韓国政府が何かしてるわけじゃないから、日本政府が補償すべきってこと？
M: そうだぜ。日本政府は、戦後に韓国との間で条約を結んで、補償問題を解決したと主張しているけど、韓国側はそれを認めていないんだぜ。
R: でも、どうして今、また問題になってるの？
M: 最近、韓国の裁判所が、日本企業に対して元徴用工たちに賠償するよう命じる判決を出したことがきっかけだぜ。それで日本政府が反発して、謝罪や補償を求めてるんだ。
R: なるほど、でもどうなるのかな？
M: まあ、難しい問題だけど、国際司法裁判所に持ち込んで解決することも考えられるらしいぜ。とにかく、元徴用工たちの苦しみを考えると、どうにか解決策を見つけて欲しいもんだな。
Findings
毎回出てくるスクリプト、結構中身違う
日本語で結構発言されている内容なので、ある程度あっている内容
ざっくり論旨の傾向：
1回目：韓国より 主に政治視点
2回目：韓国より 主に被害者視点
3回目：やや中立 主に被害者視点
4回目：日本より 主に政治視点
6回目：やや日本より 主に政治視点、被害者視点あり
7回目：日本より 間違っとる
1965年の日韓基本条約・日韓請求権協定に言及したスクリプトがあんまり出てこない
4回目だけ。あと、7回目に出てきているが「日本政府が反発して、謝罪や補償を求めてる」ことになってしまっている
結構衝撃的だった。結構日本語における論調で「賠償は解決済」「謝罪済」を前提としているものが多いはず。
両論併記というよりは、韓国側の主張に近い結果が返ってきている
人権的により普遍的な「被害者補償はなされるべき」が学習セットとして効いているのか？
下調べはまずchatGPTで、みたいな風潮がある
日韓問題、このchatGPTのモデルで英語圏で検索されるとほぼ韓国側の主張に近い（と日本人が感じる）コンテクストの文章ができるのではないか
日本の主張が国際的にどのようにみられているのかを考える必要があるのかも
日本が当事国ではない中東やウクライナなどの地政学に使った場合、知らず知らずのうちに偏った知識になってしまう危険性がある
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