見出し画像

気がついた時。のあとがきのようなもの

いろんな設定とかをつらつらと。

◯時系列と起きていること
・20◯1年9月 →  沖柑奈 事故死
・同年 10月 →  菊嶋號 事故現場の柑奈の霊を見た後に自死 (柑奈の死後3週間後)

號の意識は自死の1〜2週間後に停滞するも、月日の中で「柑奈の事故現場に柑奈が立っている」のを何度も目撃(当たり前だが、號の意識とは関係なく時間は流れているため)し、その記憶のみが蓄積した。結果彼の状態は「初めて死後の柑奈を見てから1週間ほどしか経っていないにも関わらず約1年分の柑奈の立つ姿を見た記憶がある。」という歪な状態になったが、彼はその歪さに気がついていない。
號は噂の柑奈の姿を見に行っているつもりでその実、柑奈と共に事故現場に立つ噂の中の存在になる。

・20◯2年8月頃 →  高野から堂棺への依頼
・同年 10月(號の命日の前の週) →  堂棺と號が出会う
ここでやっと號は自分の死に向き合い、柑奈と共に前へ進むことができた。

◯號のつけていた瑠璃色のネックレスはラピスラズリ。石言葉は「真実」「幸運」「健康」「崇高」etc
真実から目を背けていた彼は首から下げている柑奈からの贈り物でありメッセージになっているネックレスに気がついていなかった。生前の柑奈は「幸運」「健康」の石として彼にこれを渡していたのだが…

◯諦観
柑奈の状態や伝えたいことの本質を知らなければいけないと號は思っていたが、堂棺は號に自身の状態に気がついてほしい、この出会いややり取りの本質をはやく見極めてほしいと思いながら会話をしている

〇堂棺
読んでいただいた方はもうわかっていると思いますが、堂棺は號が死んでいると最初から知っています。色々喋る中で號に現実を見てもらうのが目的でした。號が自己紹介しているところなんかは、堂棺がすでに名前を知っているとわかって読むと、そう聞こえると思います。いやわからない。そう聞こえてほしい。頼む。
とにかく、知ってて知らないふりをしてるところが多々あります。

〇棺桶
堂棺漆桶がそういう依頼を受けるときに使っている自分の表し方というかなんというか、称号です。名前からとってます。そのまんまです。


書きながら「うへ〜なんかややこしいなあ」と思ってました。なんとか形にできてよかったです。できていると私は信じています。よかったら楽しんでいただけると幸いです。

あと1つ、ちょっとしたギミックのようなものがあるのですが、それは内緒にしておきます。分かった人は「へ〜!!!あぁそう!!!」ってなってくれたら嬉しいです!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?