「平成くん、さようなら」を読み終わって

ここ最近、社会学者の古市憲寿さんが気になっている。メディアなど色々なところで目にかかる。テレビでは毒舌家と言われているが、言葉の内容を読み解けば、そんなことはない。凄く合理的で真っ当な意見であった。

古市さんの顔も凄く好みである。世間でいうイケメンではないと思う。だが知性があって優しさもあるような顔つき。年齢を重ねるにつれて、人の顔は性格に寄ってくると聞いたことがあるが、まさにそうだろう。

「平成くん、さようなら」はいま読むのに相応しいと思う。あと二回ほど夜が過ぎれば次の元号が発表される。本当に平成が終わる。

著書の中でも「平成」について、様々な視点で書き記してある。内容についてはあまり触れないが(ネタバレになっても嫌だから)、それぞれのキャラクターに私は、あまり共感はしなかった。ただ魅力は大いにあった。

私にないものを持っていて、妬んでいるわけではないけれど、憧れている。そんな気分で、ふわふわと文字を追っていった。

古市さん自身の不安や、考えていることも少しだけ垣間見えた気がする。このことは、私にとって大きなプラスになった。

読んでみてほしい。平成が終わる前に。消えてしまう前に。

終わり。

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