息子の事

ADHD(注意欠如・多動症)

と診断されました。

4月に小学校へ入学したものの、コロナ禍の影響で学校へ行く機会が少なく学校生活になかなか馴染めず、新しい友達もなかなかできず、そのまま夏休みへ。

夏休みが明けた頃から、いつものように元気に「行ってきま~す!」と出てくものの5分も経たないうちに「お腹痛い」と戻ってくるようになり、私が学校まで送り届ける事が徐々に増え、いつの間にか毎日送るようになっていました。

さすがに、ちょっと変だなと感じたので「学校嫌い?」と聞いてみると「うーん…あんまりかな?」との返事。

学校での様子を担任の先生に聞くと色んな事が分かってきました。

・忘れ物が多い(家から持っていく物、学校から持ち帰る物、共に)

・先生の話をちゃんと聞けない(話を遮って自分が喋ろうとする、話の内容を理解できない)

・友達と仲良くできない

家でも感情の起伏が激しいのが目立つようになり、心配になった嫁が「ひょっとしたら自閉症とか発達障害だったりするのかもね…」と本を借りてきたりネットで調べると当てはまる事があまりにも多く、担任の先生に相談。

小学校の非常勤のスクールカウンセラーの先生にも何度か話を聞いていただき、市内の病院の小児心療の専門医の先生を紹介してもらい通院。

WISC-Vという知能検査を受け、何度か問診を重ねた結果、ADHDと診断されました。

「現時点ではADHDと診断書には書くし、これからそのつもりで治療していくけど、一過性のもので身体の成長と共に心も成長し落ち着くかもしれない。今は一緒に見守っていきましょう」と仰ってくれました。

今は漢方薬と錠剤を処方してもらい様子を見ています。

もちろん、すぐに良い方へは向かわず、つい先日も学校から連絡。

クラスメートと些細な事から小競り合いになり本気ではないものの小突いて転ばし泣かせてしまったそう。幸い、怪我はなかったけど、心配していた事が起きてしまいました。

その晩、風呂で息子と話すと「学校は好きじゃない。クラスには仲の良い友達はいない。おうちがいい。父ちゃんと遊んでるのが一番楽しい」こんな事を言ってました。代われるもんなら代わってやりたい。胸が苦しくなりました。

本当は楽しく勉強したい、友達と仲良く遊びたい、そう思ってるはず。

ただチョット自分の感情を上手にコントロールできないだけ。

自分の気持ちを伝えるのが未熟なだけ。

幸い、担任の先生もとても息子の事を気にかけてくれて学校での様子をマメに伝えてくれるし、小児心療の先生もとても優しく息子も3週に1度の通院も今のところ苦にはなっていないようです。

学校は好きではないけど、サッカースクールは大好きで一生懸命取り組んでるし、英語教室も今はリモート授業だけどマジメに勉強しています。

足りないところはいっぱいあるけど、良いところもいっぱいあります。

息子が良い子なのは父親である私が一番良く分かってるつもり、これからも何があっても一番の味方であり理解者であり続けます。